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ボードゲームレビュー
アグリコラ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ようやく待望のアグリコラをプレイすることができました。「ル・アーブル」や「洛陽の門にて」の方を先にプレイしていてアグリコラは,なかなかプレイする機会がなかったのですが,やっと入手し,楽しむことができました。楽しくマイ農場を完成できるでしょうか。
初めてのプレイとはいえ,カードを使った普通のプレイです。ただ,カードはすべてのEデッキから使っています。机の上はたくさんのボードや資材等でいっぱいです。マイボードに初期の木の家2軒と家族2人でスタート。
ゲームのシステムそのものはそれほど難しくありません。2人の家族駒をやりたいアクションに置いていく,ワーカープレイスメントがベース。まずは手札の職人や技能を使うことを考えて,早めにカードを並べていきました。木や食料ももちろんそれなりに確保していきます。
八百屋のおかげで,早めに野菜も手に入れます。穀物スコップで小麦も余分に入りますが,畑がまだできません。やりたいことはたんくさんあるのに,いろいろ考えすぎてどれも中途半端になるといういつものパターンに陥りそう・・・。
最初は4ラウンド後に食料を与えなくてはなりません。序盤は時間もあり,食料も何とかいけますが,だんだん人が増え,収穫までの期間が短くなると,厳しくなるので,食料調達をしっかりできるようにする状況も作らないといけません。レタス畑で野菜を食料4にできるように準備。ただ,まだ自分のボード上は空白域も多いです。
使えるだけのカードはほぼ使い,今度は自分の農場の拡張です。家は1軒増え,畑も4つ,牧場もできかけています。人の得点は高いので,できるだけ家族は増やしていきたいですが。
農場は,あと一カ所空いていますが,何とかなりそう。結構有利に展開していたものの,ここに来て,あとの二人も一気に農場の拡張が進んでしまいました。自分は場所はあれど,家畜がいないという寂しさがあとあと響くことに・・・。
これでゲーム終了。ボードは全部埋まり,家も石までにできたものの,家畜の数の差と,青が大きな得点源のカードをプレイしたのが大きく,勝利ならずでした。44点41点38点で結局最下位とは・・・,とほほ。
やはり人気・評価ともに最高ランクの作品だけあります。負けはしたものの,とても楽しめました。システムは難しくとはいえ,得点源となる要素が多義に渡っているので,相当広く考えてプレイしないといけません。農場はできるだけ埋めたいし,家は石にしたいし,家族は増やしたい。さらに,家畜や野菜も持っていないと得点が増えないし,と。全てを完全にできるわけではない部分を,カード効果(といっても膨大な数のカードからランダムで最初に配られるもの)で支援しながら進めていく,この悩ましさと醍醐味は大きな満足感です。準備も大変な作品ですが,別のカードも加えて何度もプレイしたいですね。
※2012.7.7
アグリコラ(Agricola) ゲームデータ
○デザイン Uwe Rosenberg
○発 表 2007年
○メーカー Lookout Games(日本語版Hobby Japan)
○1〜5人用 約90分
○難易度 やや高め
○といず広場で購入