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ボードゲームレビュー

アメリゴ　☆☆☆☆☆☆☆☆☆　

　アメリゴ・ベスプッチのように新たな地を開拓し影響力を高めよう。航海し，拠点を建て，土地を開拓し産物を手に入れて高得点を目指します。

　二人でのプレー。ゲームボードは９枚使って適当に配置して組み合わせます。大小の島が適当にできるようにするのが良い感じです。その他如何にもフェルトらしい細々した準備をしてスタート。

　手番にできるアクションは７種類ですが，必ずしも順番に決まっているわけではなく，この駒タワーを通した結果で何がどれだけできるか。で，ここは青と黒の駒がでたので，それらのアクションのどれかを４回分できるということ。（青は航海，黒は海賊対策）

　航海は新大陸を発見して上陸，拠点を建設していきます。一番乗りはボーナス点もあり。この後は土地を開拓したり，産物を得たりして大陸を埋めていきます。最後に埋めてもボーナス点あり。

　他には自分のボードでいろいろ発展させていきます。お金はアクション１回分に変えることもできるし，最後に得点にも。大砲は毎回の海賊退治に必需。歯車は何かとお役立ちタイルがもらえる。生産チップは産物とのかけ算で得点ゲット。

　青駒から順番に駒タワーに入れていき，出てきた駒の状況でアクション数と種類が決まっていきます。今は，茶と赤のアクションで６アクション可能。茶色はボーナスタイルを手に入れるチャンス。赤は新大陸の開発計画をするチャンス。

　緑のアクションで，赤で計画した村ボードを島々に配置して得点を稼げます。大きい大陸だと高い得点を得られます。土地も自分専用と中立があって中立の方が難しいけど高得点。

　徐々に島々も開拓されていきます。全部で５ラウンドしかないので，アクションの計画がとても大事。とはいっても，思うとおりに駒が落ちてこなくて，計画変更なんてしょっちゅうですが・・・。

　時にはこんな駒の落ち方も。赤，黄，緑，白，茶のアクションができるけど２回まで・・・。うーーん，ここに来て２回しかできないのは痛い。

　５ラウンド終了。埋めつくすことができなかった島も多いし，小さな島々をことごとく相方に取られて大敗・・・。

　やはりフェルトの作品は自分に合ってます。一見細々して難しそうですが，始めて見ると全然そんなことはなく，プレイに集中して楽しめます。予想外の効果をもたらす駒タワーの状況が悩ましさをいっそう深めています。発展要素だけでなく，海賊に対抗することも考えなくてはならないのでいやらしさも抜群。プレイ人数に応じて地域タイル数も帰れるので，何人でもバッチリ楽しめます。国内販売いつのことやらなので，無理してドイツ・アマゾンから買った甲斐がありました。
※2014.6.15

アメリゴ（Amerigo）　ゲームデータ

○デザイン　Stefan Feld
○発　　表　2013年
○メーカー　Queen Games
○２〜４人用　約90分
○難易度　　やや高め
○ドイツ・アマゾンで購入