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ボードゲームレビュー
海賊組合 ☆☆☆☆☆☆☆
波止場に財宝を積んだ船が入ってきました。海賊たちは仲間を集めて船を襲撃します。グループのリーダーはどの船を襲うか決めます。そして宝を獲得します。もちろん、協力してくれた仲間たちにはその報酬を支払わなければなりません。報酬が高いメンバーを集めすぎると、襲った船から得た以上の報酬を支払うことになるかもしれません。(ルールブックから)
4人でのプレー。自分の前に海賊駒を並べ,中央に襲う船をめくります。最初は10〜14金程度の小さめの船が3隻。襲う人数も少なめです。
手番にやることは,自分の色が一番上にある駒や駒のセットを他の色の駒の上に乗せること。または,自分が率いるチームで船を襲うこと。襲う船には,最低の海賊の人数が決めてあるのでその人数以上になると,一番上に乗っている色の海賊は襲うことが選択できます。
一番上の色がリーダー,襲う船を決めると自分以外のメンバーに金銀を分け与え,残りが自分のものになります。なので,誰が分け前いくつの海賊をチームに入れたか,本当は覚えておくといいのですがねぇ・・・。無理です!
自分がリーダーで襲って分け前が多すぎると,赤字になる危険もありますが,お金以外の財宝は自分のものになります。これは最後にたくさん持っている海賊にボーナス点があるので,これも重要。
この船のお宝は30という高額,みんながよってたかってチームに入りたがります。6人でいいのに,みんなリーダーになりたがって8人も入ってしまいました。たぶんこのときは黄色がリーダーで,お金はほとんど残らなかったものの,貴重な財宝をゲットしていきました。
財宝は6点から15点まで,単独最多でこの点数,複数最多なら割り算。でも貴重だし,他に取られすぎてはいけません。そうなると無理してもリーダーになる必要があります。そこそこ快調に財宝もゲット!
船カードは15枚,最後は22の宝のカードを黒が押さえて終了。金銀と財宝で確実にゲットした自分が海賊王になりました。
襲う海賊のチームにバランス良く関わりながら,自分もリーダーになって船を襲うという,分け前と財宝をおいしく獲得するのが楽しい手軽な作品です。海賊の分け前は決まっているので,誰がいくつの海賊をどこに仕込んでいるかある程度覚えておくのが大切なんだろうけど,そんなことに真剣に頭を悩ませるのも辛いので気軽に楽しむ方がいいですね。いろいろな海賊のチームに自分の駒を含ませながら,時々リーダーとして活躍する,そんな駒の移動に悩ましさを感じて楽しめる,ファミリー向けの佳作といったところでしょうか。
※2013.4.27
海賊組合(Buccaneer) ゲームデータ
○デザイン Stefan Dorra
○発 表 2006年
○メーカー Queen Games
○3〜5人用 約30分
○難易度 やや軽め
○オークションで購入