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ボードゲームレビュー

カルカソンヌ　☆☆☆☆☆☆☆☆　

　多くの方はご存じの，今更ながらのカルカソンヌですが，おつきあいください。タイルを並べて並べて，道をつないだり，街をつくったり，時には草原にデンと寝てがっぽり勝利点を狙ったりと，シンプルな中に一手一手が悩ましい優れたゲームですね。タイルの枚数や内容を全く覚えていないので，トンデモ配置もありますが，２人でのプレーでも十分楽しいのがいいですね。

道と城壁のあるスタートタイルから始め！です。早速赤は，小さい街を囲って２点。黒は街の発展を祈願してここへ。

赤は拡張セットにある泉のある道に，これは道が完成すると１枚２点になるもの。ただし，普通の道と違って完成しなければ０点です。

中盤になるところ。赤は，修道院に２カ所。黒は変わったタイルの草原に１個置いてまわり４つの都市にしたかったのですが，２つがつながってしまいました。

黒も，泉のある道を伸ばしたり，大聖堂のある都市を造ったりして勢力拡大を図ります。

ほぼ終盤，赤が修道院攻勢で危ないです。黒の右下の都市は完成できるでしょうか。これは大聖堂があるので完成しないと０点です。結構な大接戦な状況。

都市は無事完成して２４点ゲットしたものの，なんと真ん中にぽっかり空いていたマスにまたしても赤が修道院をぴったりはめてしまい大量得点に。

結局最後の修道院の分の得点で赤がリードし，勝利。残念！

　久しぶりにカルカソンヌをプレーしましたが，やはりこれはおもしろいですね。２人でのプレーも，互いに牽制し合いながら十分に楽しめるのがすばらしいゲームだと思います。どんなタイルが何枚あるかなんて全く覚えていませんが，一枚一枚めくりながらどうやって配置しようか考えるのはワクワクします。ボードゲームに親しみ始めた人から，コアなフリークまでみんなが楽しめる，ほんとに良いゲームですね。
※2011.9.3

カルカソンヌ（Carcassonne）　ゲームデータ

○デザイン　Klaus-Jürgen Wrede
○発　　表　2000年
○メーカー　Hans im Glück(日本語版メビウス)
○２〜５人用　約45分
○難易度　　やや低め
○すごろくやで購入