こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
カッラーラの宮殿 ☆☆☆☆☆☆☆
カッラーラとはイタリアに実際にある都市だそうですが、そこに宮殿などを建てて得点を稼ぎます。いかに多くの高価な建物を建てて優秀な建築士となれるでしょうか。
数回目のプレーなので、いろいろ拡張も取り入れてのプレー。今回は2人です。得点条件が複雑になり、高級な建物を用意して・・・。
手元の個人ボードも拡張用の面を使用。初期資金などを得てゲームスタート。
大きな資源購入用の回転盤が目を引きますが、ラウンド毎に一マス進み、資源の値段が下がっていきます。安い資源では、大きな収入にならないけど、大きな収入のためには高い資源もいるし・・・。
で、結局一番安くあがる黒の資源を使って建物を建築。建物を建てる都市によって、使える資源の色が決まっていて、後々高収入を生む都市は、高価な資源でないと建てられません。
あまり安いのばかりでも、たいした収入にならないので、少しは高価な都市への建築も。建物は種類があり、あとあと同じ種類の建物で決算できるので、揃えていくことも必要。さらに拡張の8の高価な建物も建て、収入がよりよいものに変わるタイルもゲットして置き換えます。
その決算ですが、建物種類毎の決算はプレーヤーそれぞれが自分の判断で行います。ここはたくさん建てていた城の決算、お金や得点が入ります。しかし、同じ建物決算は一回だけなのでどこで決算するか悩ましいところです。
もう一つの決算が都市ごとの決算、これは早い者勝ちで、誰かが決算したらもうできません。相方が一番高価な都市を既に決算して、その後自分が次の都市を決算、ここでも得点やお金が入ります。
建物がなくなるか、カードの終了条件を満たすとゲーム終了へ。拡張ルールを使っている分、得点が飛躍的に伸びていくものが多く、相当インフレ気味ですが、
大きな資源駒を乗せる回転盤に目がいきますが、収入や得点を得る決算が自分のタイミングでアクションの一つとして行うところが目新しいでしょうか。決算は最大持っている駒の数だけで、同じ建物や都市の決算はできないので、そのタイミングを図るところが悩ましい。拡張ルールを入れないと、割とシンプルなんですが、拡張ルールを入れると、決算の要素がいろいろ複雑になり、派手な得点合戦になることもあります。その条件を押さえてプレイしないと、とんでもない大差になることも。何となく大味な感じがしないでもないですが、拡張いろいろ変えて豪華に楽しむのがいいですね。
※2014.11.1
カッラーラの宮殿(Die Paläste Von Carrara) ゲームデータ
○デザイン Wolfgang Kramaer/Michael Kiesling
○発 表 2012年
○メーカー Hans Im Glück
○2〜4人用 約60分
○難易度 中ぐらい
○駿河屋で購入