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ボードゲームレビュー
カルタヘナ ☆☆☆☆☆☆
要塞都市カルタヘナから海賊たちを脱出させよう。見事最初に全員脱出させた人が勝ちです。
今回は，２人でのプレー。カードがオープンになるトルチュバージョンで行いました。適当にボードを組み合わせ脱出トンネルを作成。手札は６枚公開。補充用のカードも１２枚中央に並べます。
先へ進むには，手札から１枚カードをプレーして，カードと同じアイテムがある場所まで（誰もいない場所）進みます。１ターンに３回まで行動できるので，とりあえず３枚使って３駒とも脱出スタートさせました。
しかし，前へ進むだけではカードが補充できません。カードを手に入れるためには戻らなくてはならないのです。駒が１つある場所まで戻ると１枚，２個ある場所まで戻ると２枚補充できます。それ以上はありません。赤が，黄２個いる場所まで戻り場から２枚カードを取りました。
船に乗ったら脱出成功です。駒がいる場所から船までの間にプレーしたカードのアイテムがなければ船までいけます。他の駒がいる場所は無視するので，うまくやると一度に相当な距離を進むことができます。カードがオープンなので，そこも考えてプレーするべきなんでしょうが，まあほどほどな感じです。とりあえず黄１個脱出成功です。
さてさて，カードがジリ貧になってくると，みんな寄り添って手札を増やそうとしています。このあとできるだけ遠くに行けるカードを手に入れたいので，少しは考えてやってみます。
行きつ戻りつ，３歩進んで２歩下がる状態で，右往左往しながら海賊が船へと向かいます。もう全員脱出経路には入っていますが，簡単には前へ進めません・・・。
やっと黄２個，赤３個脱出。駒は６個です。カードがないので真ん中あたりでまた固まっています。ここから先に抜け出せるのはどっち？
最後，カードのアイテムとコースのアイテムのバランスが良かった黄が，とんとんと３駒逃がして勝利！哀れ赤３人を残し，船は要塞都市を離れていくのでした・・・。
シリーズ（無理やりのような？）にもなっているカルタヘナの第１作。手札を出して駒を移動していくのは，他にもいろいろありそうですが，手札の補充のためには戻ることもしないといけないのがおもしろいですね。しかも，駒２個の場所へ戻ると２枚補充できるので，駒１個のところへ戻るだけでは相手が得することも考えてしまいます。今回カードがオープンな方法で行いましたが，場のカードと進む先のアイテムと，少しぐらいは考えたかなという程度です。軽く楽しむほうがいいような気もしますので，カードはめくり運にかけて，海賊たちが右往左往する様子を楽しむのもいいのかなと思います。
※2011.10.2
カルタヘナ（Cartagena） ゲームデータ
○デザイン Leo Colovini
○発 表 2000年
○メーカー Winning Moves
○２〜５人用 約45分
○難易度 やや軽め
○ドイツ・アマゾンで購入(約13ユーロ)
