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ボードゲームレビュー

チーキー・モンキー　☆☆☆☆☆☆　

８種類の動物タイルをたくさん集めよう！ただし，やめ時が肝心，欲張るとすべてがパアというゲーム

ゲームの開始はこんな感じ。カードにあるような，８種類の動物のタイルが巾着に入っています。動物の種類によって枚数が違います。ゾウなら３枚〜サルなら１０枚まで。基本はこの巾着からタイルを引くだけ。

とりあえず引いたタイルは手元に置いていきます。何回引いてもＯＫ。運に自信があるならどんどん引いてください！

ですが・・・同じ動物タイルを引いてしまったら・・・今，引いてきたタイル全てがパアになって，巾着袋へ戻さなくてはなりません。この場合，全部で４枚しかないセイウチを２枚引いてしまい，その前のイノシシ共々戻す羽目に。

うまいタイミングでやめることにしたら，今引いたタイルを好きな順番で重ねて自分の前に置いておきます。この後も，自分の物になったタイルは，どんどん重ねていきます。また，このとき，どの動物を一番上にしておくかも結構重要です。

というのも，自分が引いたタイルと同じ動物が，他の人のタイルの山の一番上の動物と同じだった場合，それをもらうことができるのです。ここでは，ハイエナやセイウチは２枚引いたのではなく，他からもらってきたものです。

また，チーキーモンキーというタイトルの通り，サルのタイルを引いたら，他の人の一番上のタイルと交換することができます。何せサルは一番たくさん入っているので，同じタイルを引きやすい。うまく交換して，次にサルを引くと，その他の人のサルをまたもらうこともできて・・・と，状況によっては，他人のタイルの山を相当減らすこともできます。

そんなこんなで，自分は欲張ってバーストばかりしているうちに，ここまで積まれてしまうと，なかなか追いつけませんでした。

最後は，各動物を一番たくさん集めた人に動物カードも渡り，タイルの枚数とそのカードの点が勝利点となります。圧倒的な差で負けました・・・

単純だけど盛り上がる，準備も超簡単。ちょっとした時間に気楽に楽しむには絶好のゲームです。基本は，タイル引きの運にかかっていますが，全部で３枚しかないゾウをいきなり２枚引いてしまったり，絶妙のタイミングで相手のタイルをすこしずつ減らすことができたりと，それなりの考えどころもあり，何度もやってみたくなるゲームでした。ちなみに，小さい子用にルールを簡単にして楽しむことも用意されています。
※2011.6

チーキー・モンキー（CheekyMonkey）　ゲームデータ

○デザイン　Reiner Knizia
○発　　表　2007年
○メーカー　Face2Face Games
○２〜６人用　約20分
○難易度　　低め
○ドロッセルマイヤーズで購入