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ボードゲームレビュー

あやつり人形　☆☆☆☆☆☆☆☆　

中世ヨーロッパの街の実力者となり，盗賊や建築家や奇術師や王様を操り，様々な建築物を建てて街を発展させよう。いち早く８個の 建築物を建設し，より価値のある建築物で街の発展に一番貢献したプレイヤーが勝つのです。先に８個建てても総合的な価値で一位にならないと勝てません！

今回は，３人でのプレーなので１人で２人分のキャラクターを担当します。最初の建物の手札は４枚。安いの高いの混じっていますが，さて・・・。

王様の担当が順番に役割を読み上げていって，自分の時にアクションを進めていく方法。１の暗殺者の時に自分のキャラクタが宣言されていると何もできません。最初は商人で何事もなく，コインをもらい，港を建設。

そして建築家も。ここはカードを増やす方を選択。今後の建設に備えますが，高めのが多いです。最後の得点にはもちろんいいですが，建てるのも厳しいかな。

そんな感じで６人分のキャラクターを演じてラウンドが進みます。毎ラウンド２枚は伏せられているので登場しません。最初の１枚を知るのは親であり，最後の１枚を知るのはラストにカードを取るプレーヤー。次は暗殺者を選択して，あるキャラクターの動きを封じることに成功。

左の盗賊は，選んだキャラクターの所持金を全て頂くもの。ただし，今回３人プレーで，２人ずつ担当しているので，盗賊が指定したキャラの前に別のキャラで，お金を使われてしまって，あまり身の入りがよくないことも，結構ありました。ここまで建物は４軒。

再び暗殺者で建築家を封じにいきましたが，実は，自分と右家で結構暗殺や，将軍による破壊をし合うかたちとなってしまい，その間に左家がどんどん建物を建てていってしまう展開に。どうも当てが外れることが多く，つぶし合ってしまった感じです。

ここまでで何とか６つの建物を建築。種類も５種類そろえることができていますが，左のペースには追いつけない状況でした。

７軒目まで建てたものの，このラウンドで左家が８軒目を建設しゲーム終了。高得点の建物も多く建てられ大差で敗北。やはり，自分と右家が似たような展開でつぶし合い，左家を押さえれなかったのがだめでした。

実に１０年ぶりぐらいにプレイしましたが，やはり十分おもしろいですね。ただ，３人プレーで，２人ずつの担当で行うので，暗殺者や盗賊のダメージも半減，結構さくさく進んで８個の建物の建設も難しくないようでした。その分，気軽に楽しめますが・・・。やはり５，６人でのシビアで緊迫した戦いを，また，してみたいですね。後から出た拡張セットのダークシティというのも全て含まれているので，今度はそれも使ってみたいと思います。
※2012.6.7

あやつり人形（Citadels）　ゲームデータ

○デザイン　Bruno Faidutti
○発　　表　2000年
○メーカー　Fantasy Flight Games(日本語版Arclight)
○２〜８人用　約60分
○難易度　　中ぐらい
○でじたみんで購入