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ボードゲームレビュー
クロウ ☆☆☆☆☆
カラスは光り物が大好きです。たくさん集めて点数を稼ぎましょう。でも,あまり集まると散り散りに飛んで行ってしまいます。
最初のタイルの配置はこんな形。カラスのイラストの分だけ,木製の凝ったカラスのコマを置きます。手番では,タイルを1枚捲り,ルールに従って配置し,カラスを集めるための光り物を載せます。
カラスは光り物に集まってくるので,上手に呼び寄せることができそうな場所に光り物を置きます。基本は置いた光り物から近くにいるカラスがそこに集まるしくみ。これだと左上のカラスは右の黄に,真ん中のカラスはすぐ上の青に,右下の2羽はどこにも動けません。
青にたくさん集まっています。集まったカラスの数だけ得点になります。普通の木以外にも,ガラクタや墓場,またボーナスタイルなどによって,カラスの移動をある程度コントロールでき,自分に有利になるように工夫する楽しみもあります。相手が取りそうなカラスをごそっと自分の方に寄せてしまうなど(もちろん逆もありますが…)。
さて,ある程度の数以上カラスが集まってしまうと,さすがに窮屈なのか,カラスたちは散り散りになって飛んで行ってしまい,また,うまい具合にばらけていきます。
そんなせめぎ合いを繰り返し,タイルがなくなったらゲーム終了。最も,カラスを集めて点数を稼いだ人の勝ちです。今回青に7点及ばず2位でした。
ちょっと変わった感じのタイル配置ゲームです。カラスは,縦横一直線に,最も近い光り物に集まってきます。上下左右からたくさん集まりそうな場所に光り物を置きながら,特殊タイルをうまく使って敵のねらいをかわしながら進めていきます。集まりすぎたカラスがまた,ばらばらになるのも良い味を出しています。気軽に楽しめるファミリーゲームですね。
※2011.8
クロウ(crows) ゲームデータ
○デザイン Tyler Sigman
○発 表 2010年
○メーカー Vally Games
○2〜4人用 約45分
○難易度 やや低め
○すごろくやで購入