ボードゲームレビュー


ザ・バクダン ☆☆☆☆☆☆ 

 赤と黒のバクダンをたくさん集めて得点を稼ぎます。シンプルな競りですが,あまり欲張ると大きな痛手が・・・。

ザ・バクダン

 毎ラウンド2枚のバクダンカードを競りで獲得していきます。この数字が基本的に得点。

ザ・バクダン

 競りと言ってもチップなどがあるわけではなく,得点用紙に競り値を書いていくだけ。1〜40の整数で勝負です。最高値のプレーヤーが好きなカードを取り,二番目のプレーヤーがもう1枚を取ります。が,最高値のプレーヤーは,その値付けの数値が,そのままマイナス点になってしまいます。二番目は何もなし。だから,やたら高値で落としていけばいいというものでもなし。

ザ・バクダン

 数枚バクハツカードが入っていて,それを競り落としたら誰かのバクダンカードの一番上のカードを吹き飛ばせます!

ザ・バクダン

 全部で15ラウンド勝負。最後に赤・黒それぞれ最多枚数を取っていると得点が倍になるというボーナスもあり,互いに多くは集めさせないように・・・。

ザ・バクダン

 後半結構良い感じでしたが,最後に吹き飛ばされて最多もなくなり,トップは取れず。中盤以降位マイナスなしで,うまくカードを集めたNさんが大量点で勝利をさらっていきました。

 競り値を書いていくだけというシンプルな競りゲームですが,これが結構悩ましく盛り上がります。何と言っても,高値でトップをとったことはいいが,それがそのままマイナス点ではたまりません。といって,小さくしてばかりだと何も取れないので,互いの様子を伺いながら,性格も推し量りながらの微妙な値付けが必要。元は,1998年発表の古いゲームですが,サクッとプレイできて楽しめる佳作です。
※2015.2.10

ザ・バクダン(Die Bombe) ゲームデータ

ザ・バクダン
○デザイン Reinhard Staupe
○発  表 1998年(日本語版2013年)
○メーカー New Games Order(日本語版)
○3〜6人用 約20分
○難易度  やや軽め
○R&Rステーションで購入