ボードゲームレビュー


レーベンヘルツ　☆☆☆☆☆☆☆☆　

王国に自分の領土を確保しよう。境界線を引き，騎士を配置し，村や鉱山を確保して得点や資金を貯めます。時には裏切りや同盟も考えながら最も勢力を伸ばすのはだれでしょうか？

レーベンヘルツ

国王の城があるボードを中央に置く以外はランダムに８枚のボードを組み合わせます。毎回違った領地での戦いが楽しめます。領地には得点になる村や森，資金源になる各種鉱山が点在。３人でのプレ−なので自分の城４つを初期配置します。

レーベンヘルツ

赤い数字がプレイする際のコスト，括弧の数字は売る際の金額，緑は境界線の配置，黄は騎士の配置。結構お金はきびしいです。

レーベンヘルツ

緑のカードをプレイしたら黒の境界線を任意の場所に配置。これで相手との境目がはっきりとついていきます。完全に囲まれたら自分の領土の完成。ボードの周りは自動的に境界線です。

レーベンヘルツ

プレイするためにはカードを売って資金を得ることも必要。手札の補充時には山札かこのカード市場(上に並べてある）から１枚加えます。

レーベンヘルツ

それぞれ牽制し合いながら領土の確保を目指します。小さくても自分の領土とばかりに右下の４マスを囲いました。鉱山があるので毎ターン１金入ります。後はここから領土を拡張する方向へ。

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そんな風にちまちまやっていたら，向こうの方の青が騎士をいっぱい抱えた（騎士がいると強い）強大な国を作り始めどんどん領地を伸ばしてきました。自分の領地が取られるとその分の得点も減ってしまいます。

レーベンヘルツ

この赤のカードで領地を２マス分伸ばせます。相手の国に伸ばすには騎士力が上回っていればいいので，それを使って青の侵略はこちら側まで届く勢い。

レーベンヘルツ

結局最後は我が領土侵略され続け，得点は目減り。青ががんがん攻めていき３８点のぶっちぎり勝利でした。恐るべし騎士力なり。

さすがに評判高い作品です。考え出せばきりもないのでしょうが，手札も限られていて選択肢はそんなに多くないので結構スピーディに進みました。お互い仲良く領地をつくっているうちはいいですが，どこかが騎士を多くして他の領土を侵略し出すと大変です。騎士の強さを見せつけられてしまいました。柵の配置だけでなく，領土の拡張，相手との不可侵条約，寝返りといったカードを有効に使って最善の策を練らないとまったくだめですね。ぜんぜん弱いのですが何回でも戦いたくなるやっぱり傑作です。
※2011.12.27

レーベンヘルツ（Löwenherz / Domaine）　ゲームデータ

レーベンヘルツ
○デザイン　Klaus Teuber
○発　　表　2003年
○メーカー　KOSMOS
○２〜４人用　約60分
○難易度　　中ぐらい
○アメリカ・アマゾンで購入(約40$)