ボードゲームレビュー


ドラゴンの宝石 ☆☆☆☆☆☆ 

 ドラゴンの洞窟からお宝を奪って脱出だ!ドラゴンに食われずにいち早く逃げ出すことができるのは何色の冒険者?

ドラゴンの宝石

 7人でのプレー。各自が密かに助けたい冒険者カードを持ちます。3人いて,それぞれの色が誰かと重なっています。協力と裏切りのダンジョンレースの開始です。

ドラゴンの宝石

 まずは表面のダンジョンから。中央にドラゴンがいて,そこから7人の冒険家を脱出させます。ダイスを振って目の数だけ進めていくのが基本。

ドラゴンの宝石

 ダンジョンは明るいところと暗いところがあり,ダイスの2以外は,明るいところの冒険者しか動かせません。動いた後は暗がりに入って隠れるという感じ。

ドラゴンの宝石

 全員が暗がりに入ったら,ドラゴンが最大5マスまで追いかけてきます。途中でドラゴンに捕まると・・・。捕まった順に低い点数のところに割り当てられてしまいます。

ドラゴンの宝石

 ダンジョンのところどころに宝石が落ちているので,それも拾わないと。宝石も1個1点です。

ドラゴンの宝石

 どれか1人がダンジョンから脱出するとラウンド成功。遠くに行った順に得点が配分されます。そして,裏面も同じようにプレイし,2回分の冒険者の得点と宝石の得点を足して勝負。

 ミッドナイト・パーティが進化したらこうなった!?冒険者は自分だけでなく,7人でプレイすると3人ずつ同じ冒険者を助けたいプレーヤーがいることになり,そこで互いの思惑が交錯します。だんだん誰がどの色を助けたいか見えてくるので,協力したり,逆に落とし穴に落としたりと,大いに盛り上がります。表と裏と2回の脱出を試みるのも,後半はこの色を何とかしたいとかいう点もでてきて良くできています。ただし,できれば最大人数の7人でプレイしてこその盛り上がりなので,少ない人数では今ひとつかもしれません。
※2016.2.28

ドラゴンの宝石(Drachenhort) ゲームデータ

ドラゴンの宝石
○デザイン Reiner Knizia
○発  表 2015年
○メーカー Ravensburger
○2〜7人用 約30分
○難易度  軽め
○ゲームストア・バネストで購入