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ボードゲームレビュー
フィフティ・フィフティ ☆☆☆☆☆☆☆
最も高ければ青いかけら,最も低ければ黄色いかけら。でも二つ集まるとぴったりくっついて帳消しです!
シンプルなトリックテイク系のカードゲーム。カードに決まったスートはないので何でも出せます。手札は9枚の9回戦。人数分のラウンドを行います。今回は4人での戦いです。最初に場の中央に今回のチップの配布枚数がオープンされます。
この場では,最高値のカードをプレイした人が青いチップを1枚,最低値のカードをプレイした人が黄色のチップを4枚取らなくてはなりません。ここでは青はとっても仕方ないかなと45をプレイして始めましたが,最後に48を出されてとりあえず取らずに。ちなみにカードは1から50までで,1回のラウンドで全て使うわけではありません。
ここでは,自分が一番低い3をプレーしたので黄色のチップ1枚を取ります。たぶん,何も1枚も取らずにというのは難しいと思うので,取るチップの枚数を見て,手札の高め・低めのカードをうまく使っていきたいところです。
ここは,23で予想外の最低値。黄のチップ6枚も来てしまいましたが,先に取ってあった青のチップ3枚とペアになって捨てることができるので,残りは黄のチップ3枚となります。
そんな感じで4回を行いゲーム終了。1ラウンド目こそ,少しチップが残ってしまいましたが,その後はうまく際引きしながらプレ−でき,トータル18枚で勝利でした。2位とは1枚差の僅差でした。
手軽で分かりやすいトリックテイクなので,トリックテイクになじみが薄い人でも楽しめるのではないでしょうか。スートの縛りなどがないので単純に数の大小だけです。しかし,毎回取るべきチップの数が変わるので,青と黄のチップの取り方を工夫していく楽しさがあります。なかなか予想通りにはいかないので,思わぬところで取る羽目になったり,ここでは取って減らそうと思うと取れなかったりと,悩ましい展開もよく起こります。トリックテイクの通には少々物足りないかとも思います。
※2012.2.3
フィフティ・フィフティ(Fifty Fifty) ゲームデータ
○デザイン Reiner Knizia
○発 表 2010年
○メーカー Zoch
○3〜5人用 約30分
○難易度 やや軽め
○Spiele-Offensiveで購入(約10ユーロ)