ボードゲームレビュー


はげたかのえじき ☆☆☆☆☆☆☆☆ 

バッティングしまくりで悩みまくり,おもしろさ最高のカードゲーム。

はげたかのえじき

今回は,いつもの子どもたち,5人での戦いです。場には1〜10までのプラス点のカードと−1〜−5までのマイナス点のカードがランダムでオープンされます。プラス点のカードなら欲しいし,マイナス点はいらないところ。

はげたかのえじき

手札は1〜15までの15枚。数字は強さを表します。手札は使い切りなので,どの数字のときにどのカードで取りにいくか。

はげたかのえじき

一枚決めて,全員伏せて置きます。「せーの」で一斉にオープン!プラスの点の場合は,最も大きい数字を出したプレーヤーが取ることができます。ここでは,3を取るのに,紫がいきなり14で取りに来ました。
 ところが,一番大きな数字を何人かが同じに出すと,バッティングとなってその数は消されてしまい,次に大きな数を出したプレーヤーが取ることができます。ここが,結構楽しい。今回写真をとりそこねてしまいました。

はげたかのえじき

マイナス点は,一番小さい数を出したプレーヤーが取らなくてはいけません。ここも思案のしどころ。少し大きくていいかなと思っていると,小さい数がバッティングで消され思わぬマイナスを食らうことも。ここでは−4といういやなカードを,青が7で取る羽目になってしまいました。この7が大きいのか小さいのかここまでの流れも考えますが,難しいところですね。

はげたかのえじき

見にくいですが,青は11でした。向こう側の赤が13を残していて,ゲット。こうしたターンを15回。自分の手札を全て使って,場のカード(−5〜+10)までを取り合います。最も点数が高いプレーヤーの勝ち。僅差の戦いでしたが,なぜか紫がうまいことすり抜けて勝ちました。

やはりこのゲームはおもしろいですね。はじめてやった子ども達で,まだ,カードの使い方の工夫はできませんが,とても楽しく盛り上がってプレイすることができました。何回か繰り返すうちに,状況判断もできてくると思います。バッティングの楽しさを実に簡単に,大いに盛り上がりながら楽しむことができる素晴らしい作品です。何回もやりたくなりますね。
※2011.5

はげたかのえじき(Hol's Der Geier) ゲームデータ

はげたかのえじき
○デザイン Alex Randolph
○発  表 1988年(写真は2009年版)
○メーカー Ravensburger
○2〜5人用 約15分
○難易度  低い
○すごろくやで購入