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ボードゲームレビュー

ジャイプル　☆☆☆☆☆☆☆☆　

２人用のカードゲーム。マハラジャのお眼鏡にかなうように，商品を売却してルピーを稼ぎます。どちらが先に２勝してマハラジャ御用達の専属商人の座に納まるか！

中央にラクダ３枚と山札から引かれたカード２枚を並べます。手札は５枚。ラクダがあれば手元に並べます。これは手札制限には入りません。サイドには商品を売却したときの獲得タイルを準備。やることは，市場のカードと手札・ラクダとの交換(複数)，市場カードを１枚だけ取る，市場のラクダを全て取って手元に置くの３択から選んでカードを取るアクションをするか，手札の商品１種類を何枚か一度に売るかのどちらかをします。

一度に多くの枚数を売った方が，ボーナスもあるのでできるだけ貯めておきたいところ。ただ，枚数制限が７枚なのでいろいろな種類をたくさん持っているわけにはいきません。高得点が狙えるのはダイヤ・金・銀です。

香辛料を５枚売却！その商品の得点タイルを５枚と５枚ボーナスのタイルを取ります。ボーナスの方は取るまで点数が分かりません。

ラクダはこんな感じで手元に置きます。ラクダは手札制限にならないので貯めておけます。また，交換用のカードとして貴重でもあります。

ここで最強のダイヤを３枚売却。高得点なダイヤタイル３枚と３枚売却のボーナスタイル１枚をゲット。商品の得点タイルは高得点のものから順番に取るようになっており，早めで多数がもっとも稼ぎがよいのです。

このように売却をしていって，どれか３種類の商品のタイルがなくなるとラウンド終了。集めたタイルの得点が多い方にマハラジャのタイルがいきます。このタイルを２枚集めた方が試合に勝てるのです。１ラウンド目は僅差で敗北。

２ラウンド目は自分が勝って，最終ラウンド。

手札には金やダイヤが２枚ずつあるものの，それ以上は増えず，多数ボーナスがあまり取れない状況。

布も３枚で売らなくてはならない状態でボーナスが貯まりません。５枚で売るのと３枚で売るのとではかなり得点に差があります。結局３ラウンド目は力及ばず負けてしまい，１対２で敗北となりました。残念。

２人専用のゲームはあまり持っていませんが，これはアラカルトゲーム賞だったかな，賞を取ったと言うことで入手してみました。高価なカードの取り合いと，早めに多くを売るというせめぎ合いが楽しい作品です。ラクダがカードの交換アクションでいい働きをしたり，７枚しか持てない手札の中でどの商品を伸ばしていていくかなど，楽しく悩めます。３種類の商品など結構早くなくなってしまい，「え！？」という感じでラウンドが終わってしまうことも。ちょっと時間に楽しんだという思いがしっかり味わえる必携の１本となりました。和訳も上げてありますので気になった方はどうぞ。
※2012.1.10

ジャイプル（Jaipur）　ゲームデータ

○デザイン　Sebastien Pauchon
○発　　表　2011年
○メーカー　GameWorks
○２人用　約30分
○難易度　　やや軽め
○ドイツ・アマゾンで購入(約12.6ユーロ)