ボードゲームレビュー


キーフラワー ☆☆☆☆☆☆☆☆ 

 4つの季節をプレイし,自分の家と8個のワーカーでスタートします。村やワーカーにより最も多くの勝利点を獲得できるように,季節ごとに村のタイルを競りで手に入れたり,資源を生産したりします。冬が終わったときに最も繁栄している村はどこでしょうか。

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 4人でのプレー。人数によっていろいろ使われるパーツの量が違います。また,ゲーム毎に使われる内容物がランダムできまるので,やる度に違った展開を楽しめるようです。まずは春。自分の家が1枚,あとは8枚の春のタイルを競りで手に入れて自分の村を広げていきます。季節の終わりには新しいワーカーがボードにのってやってくるようです(上に待機しているミープル達)

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 最初のワーカーは8個。競りで手に入れるにはタイルの決まった辺に自分の駒を置きます。手に入れなくても,駒を上に乗せてその場のアクション(資源を手に入れるなど)をすることもできます。いずれにしても,最初においた駒の色にマストフォローなのです。そう,最初に青の駒を置いたらその後は青の駒しか置けないという・・・。春は資源や追加のワーカーなどを手に入れるようなタイルが多いです。上のボードのミープル達も左にある手番順タイルの順番で夏に使えるワーカーとしてやってきます。

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 春が終わって3枚のタイルを確保。自分の家につないでいきます。自分の村のタイルも他人の村のタイルもこの後使えるようになります。このタイルの置き方も結構重要ですが,なかなかままなりません。そして夏のタイルが登場。夏だけにちょっとしたボートのタイルもあります。

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 普通は赤・青・黄の3色のワーカーですが,特別な色で緑のワーカーがいます。これも他の色と同じ働きをするので,貴重な緑を手に入れたら,必ず確保したいタイルに競りでつけておくと確実に勝てます(ただし相手が自分以上に持っているかどうかをきちんと推し量っておかないといけません。ここは自分しか持っていないので,ボートのミープルを取る度に緑も手に入るボートをゲットの予定。

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 夏が終わり新たなタイルを村に配置します。このあたりから各タイルを改良して最後の得点が取れるようにしたり,資源の獲得などを強化したりしていく必要があります。夏のボートはずっといい効果があります。

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 我がミープル達。誰がどれくらい持っているかは内緒なので,いくつぐらいを置きにかかるか,互いの読み合いも楽しい物です。貴重な緑も1個います。小さなチップは道具のチップで,タイルの改良をするのに有効です。

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 写真がとんでしまって見にくいですが,いよいよ最後の冬の季節です。冬のタイルはあらかじめ配られたタイルから各自が提示したいもののみ置かれます(最低1枚は必要)。全て最終得点に絡むタイルなので,自分が得点できそうなタイルは置きたいし,相手が得点しそうなタイルはそのまま除外したいもの。最初からこれらの冬のタイルは分かってはいるものの,なかなかそれを目指してここまでプレイすることはできないですねぇ。

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 そうして冬のタイルを取り,最後は手番順のタイル,ずっとミープルを運んできたボードも確保し,自分の村につなげます。そして最終得点計算。最後のボートのタイルで何とか得点を重ね,3点差で1位を確保することができました。

 人気に違わず非常に楽しめた作品です。ミープルの色で縛られることや,タイルを競るだけでなく,単純に上に乗せて使えるところ,毎回違ったタイルが登場してバリエーション豊かに楽しめるところなど,飽きさせない良さもたくさんあります。1ゲーム終われば,あそこはこうすればよかったとか,村へのタイルの配置がもう少し工夫できたとか,次への思いがどんどん浮かんでくるところも評価高いです。今回のは2回目のプレーでしたが,確かにちょっぴり1回目よりうまくできかなとも思います。少々時間はかかるものの,是非何回も遊んでみたいと思わせる好ゲームでした。あとこうしたゲームには珍しく6人対応なのもありがたいです。6人ではどんなことになるのか予想もつきませんが・・・。
※2013.5.28

キーフラワー(Keyflower) ゲームデータ

キーフラワー
○デザイン Sebastian Bleasdale / Richard Breese
○発  表 2012年
○メーカー R&D Games
○2〜6人用 約90分
○難易度  やや高め
○といず広場で購入