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ボードゲームレビュー
京都 ☆☆☆☆☆☆
京都の美しさをイメージした4種類のタイルを配置していくゲーム。自分の得意なタイルを配置すると点が倍増になるのでそのあたりの駆け引きがありそうです。2人でのプレー。
毎手番、手札はたったの1枚。これで何とかしなくてはなりません。場のタイルの絵柄(4種類ある)と、つなぐように配置していくと得点。しかも自分の得意の絵柄がそれぞれ決まっているので、それをつなぐと得点が倍に。
自分は紅葉が今回の得意絵柄。相手は池が得意絵柄。自分は赤い絵柄を続けたい、そして青い絵柄は切りたいといった具合に配置していきます(うまくいけばですが・・・)。
4色とも含まれているタイルもあれば、3色しかないタイルもあります。一つの絵柄がまわりを囲まれてしまうと、当然倍の得点は一度切れてしまうわけで・・・。
互いに相手の伸びを切る感じで配置していて、青も赤もかこまれているところが多いですが、まだ自分の赤の方が縁に多くて伸びしろも多そうな感じ。
全部でもタイルはこれだけ。美しい京都の庭が完成しました。基本的に追いつ追われつの展開ですが、最後は自分が何とか逃げ切りの勝利でした。
たった1枚の手札のタイルを配置するだけのとてもシンプルなルールで、果たしてどんな展開になるかと思いましたが、そこはクニツィアの作品。手軽な悩ましさはたっぷりとありました。自分の得意なタイルは得点が倍、自分は何とか倍の点が入るようにつなげたい。逆に相手の得意な絵柄は切ってしまいたい、というシンプルながら直接得点になるので、互いの攻防も熱くなります。時には自分の得意な絵柄が入っていないタイルもあるので、ままなりません。短い時間で、気軽な攻防を楽しむにはもってこいです。図柄も美しいですしね。
※2014.9.14
京都(Kyoto) ゲームデータ
○デザイン Reiner Knizia
○発 表 2013年
○メーカー メビウス・ゲームズ
○1〜4人用 約20分
○難易度 軽め
○イエロー・サブマリンで購入