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ボードゲームレビュー
ノイシュバンシュタイン城 ☆☆☆☆☆☆☆
狂王ルードヴィヒ,その王が建てた超有名なノイシュバンシュタイン城,そんな城作りを我々も目指します。2人でのプレイ。
中央にメインボードを置き,城のパーツや得点ボードなどを準備。お城の部屋は10種類。手前には,そのラウンドに購入できるパーツが並びます。
ゲームごとに王が要求する城の特徴が変わります。かなりの数のタイルがあるので常に違った条件になりそう。今回は,ダイニングルームが広く,小さな部屋を多く,そして廊下をたくさん作れというご希望・・・。これらで優位になると最後に大きな得点になります。
それから各自がもつ目標カード,最初に2枚保持。これらもカードに記されている条件で最後に得点。今回は,円い部屋ごとに1点と350uの部屋ごとに2点。これらはゲームの途中で増やすこともできます。
毎ラウンド親が部屋の値付けをします。ラウンドで残った部屋にはボーナスの1000マルクが載ります。親以外が勝った場合はその金額は親に入ります。
勝った部屋のパーツはルールに従って最初のロビーから順番に配置。配置するたびに得点が入り,部屋の条件によって追加点が入ったり,部屋の出入り口がすべて埋まるとボーナスがあったりとするので,どんな部屋を買って,どう配置していくか何かと楽しい時間です。
並んだ部屋を買う以外に,常備している階段や廊下を買ったり,パスして5000マルクもらったりすることもできます。高価な部屋はだんだんおまけがたまってきて,結構なキャッシュバックになることも。
部屋を並べるカードが尽きたらラスト・ラウンド。二人だと通常の部屋は22枚+αといったところ。間延びした変な城になってしまいましたが,ボーナス点をうまく稼いで勝利。
シティ・ビルダーと同じ作者による,似た感じのタイル配置ゲームです。他とのやりとりはあまりありませんが,自分が目指す城を黙々と作っていく楽しみがうれしい一作。とはいえ,王の希望に添うように,また,自分の目的カードの点数を上げるようにしないといけないので,そのためにはデザインを犠牲にすることも・・・!?できあがった城をみんなであーだこーだというのも一興。箱庭系のゲームが好きならおすすめの一作です。
※2015.11.1
ノイシュバンシュタイン城(Castles of Mad King Ludwig) ゲームデータ
○デザイン Ted Alspach
○発 表 2014年
○メーカー Bezier Games, Inc.(日本語版アークライト)
○1〜5人用 約60分
○難易度 中ぐらい
○イエローサブマリンで購入