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ボードゲームレビュー
マクロバー ☆☆
スコットランドの氏族となって,名声と地位を得よう。戦闘で相手を倒していくことも必要です。
ゲームボードとマイボード。ゲームボードは得点盤です。マイボードは,下が氏族の邸宅で上が領土を示しています。それぞれの場所に決められたコマを置いていき,優劣を競います。また,戦闘用のカードを手札に4枚持ってゲームスタート。
袋からランダムに6個のコマを引き,最大4個までのコマを使って,最大2つのアクションをします。アクションはコマを条件に従って,邸宅や領土に置くことで,ラウンド終了後,コマの数の優劣で特典があります。
限られたコマをどこに配置して,何で優位に立つか考えて使います。邸宅の方の黄色は戦闘用カードの枚数,青は戦闘時の援助や得点に関わるもの,緑は得点になるものです。領土はコマの組み合わせで新たな領土が設置できたり,直接コマを置いたりします。
コマの配置の次は,戦闘です。手持ちのカードと必要なら邸宅の青いコマを使って任意の相手と3回勝負の戦闘をします。勝てば勝利点を得たり,相手のコマを奪ったりできます。
そんなラウンドをくりかえし,トップのコマの点数と得点ボードのタイルの数値の関係が終了条件になったら終了。青が34点になったところで30のタイルがめくられ得点よりも低いのでここで終了。青の勝利となりました。
残念ながらスコットランドの氏族としてゲームを進めている雰囲気は何もありません。ボードにもそうした雰囲気を表すイラストはありませんし,コマもいろいろなことに使うためか,ただのキューブが残念です。袋からコマを引いて,限られたアクションを考えるのは悪くないのですが,やっていることのイメージが沸かないため,すぐ何が何を意味するのか忘れてしまいます。また,カードを使った戦闘もむりやりやっている戦闘で,ゲームの戦略上,必要に応じて戦闘を考えるものではなく,適当に相手のいやがらせをしているようで盛り上がりません。ということで,非常に中途半端でよくわからないゲームでした。どうしたら楽しくプレーできるか是非挑戦して欲しい作品です。
※2011.9.23
マクロバー(Mac Robber) ゲームデータ
○デザイン Ralf Burkert
○発 表 2005年
○メーカー QUEEN GAMES
○3〜5人用 約45分
○難易度 中ぐらい
○オークションで購入