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ボードゲームレビュー
マングロービア ☆☆☆☆☆☆☆
マングローブが美しい彼の地,神の道やアミュレットをもたらす特別な場所などに小屋を建てていきます。最もうまく小屋を建てた者が次期の族長になるのです。3人でのプレー。
賑やかなボードに準備をして,小屋を建てる時の地形カード2枚と財宝のカードを2枚もってスタート。ボード上のマスに自分の小屋を建てていきます。
アクションの選択は変わっていて,各自が持つ皿をアクションスペースに配置。3人プレーだと2枚の皿があって6カ所のスペースがちょうど埋まります。アクションは左側の上から順に進んで,下まで行ったら反対側を上まで順番にという流れ。一回のラウンドで4回分の手番があることになります。
小屋を建てるにはそのラウンドの条件に適した地形カードと,配置したいマスの数値分ちょうどの財宝カードをプレイしなくてはなりません。今回10番のアクションで,水の14点と森の8点の2カ所に配置。基本的な配置の場所では,小屋を配置するたびに得点が入ります。ここでは合計22点!
カードは,4種類の地形カードと財宝カード。建てたい場所をにらみながら必要なカードをゲット!
財宝カード以外にアミュレットがあり,アミュレットを支払って小屋を建てる場所もあり。また,特定のマスは小屋の配置によってアミュレットのもらえる数が増えます。しかも,残ったアミュレットはその数値がそのまま得点にもなり,今回はそこにやられた感じ。
小屋もただそこら中に建てていけばいいわけでなく,最後に決まった縦横の列や二カ所の9マスの配置によって大きく得点が入ります。全てを網羅できないので,どこで確実に得点を得るか,今回,自分は基本の縦横の道の優位を狙い,赤はアミュレット重視,青は石のエリアの高得点狙いと,それぞれ狙いを定めていました。
例えば,アミュレットの地域では建てるたびに得点が入り(だんだん高くなる),最多を押さえると12点入るという感じ。他でもエリアの最多を取ると大きな得点を得られます。
自分が最後の小屋を置ききってゲーム終了。当然ギリギリにしろ勝てるであろうと思っていたら,何と・・・,青に1点下回り,さらに赤の残っていたアミュレットで10点以上とられてしまい,何と終わらせたくせに最下位という衝撃・・・。どこをどう間違えたのか・・・。
最終的な得点条件で上回るように考えて小屋を配置していきます。縦と横の列,石のエリアアミュレットのエリアとありますが,互いに重なっているところもあり,一個一個の小屋の配置で状況は結構変化していきます。また,ラウンドごとに配置できる地形は2種類だけ。配置したい場所にうまく合うようにカードを確保していくことも重要。そして,アミュレットの引き運が,唯一大きな運要素。やることはシンプルな方ですが,攻める方向はいろいろあって悩ましく楽しめます。別の機会に5人でプレーしましたが,5人だとアクション用の皿は1枚だけなので,ますますできることがきつくなっていき,かなり感覚が違いました。できないきつさを味わうなら多人数,互いにできることをしっかりやり合うなら3人といったところです。
※2015.4.29
マングロービア(Mangrovia) ゲームデータ
○デザイン Eilif Svensson
○発 表 2014年
○メーカー Zoch Veltag
○2〜5人用 約60分
○難易度 中ぐらい
○ジョイゲームスで購入