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ボードゲームレビュー
ネフェルティティ ☆☆☆☆☆☆☆☆
王妃ネフェルティティのための贈り物を市場で買,王様に献上しよう。そして,王からの厚い信頼を得るのです。贈り物は独占できるほどより良い得点を与えてくれます。
ボードにはギザやアブシンベルなど4つの市場があり,通常3カ所が開いています。初期設定に従って市場の準備をしてスタート。4人でのプレー。
市場には4つの品物が置かれています。それぞれ価値が違うし,最終的には,ある種類の贈り物を持っている人数が少ないほど1枚あたりの得点が高くなります。要するに独占できたら圧倒的に強いと言うこと。横に並んでいるのは役に立つ人物カード。彼らもここぞと言うときに使うことも大切。
品物の取り合いは,基本的には競りです。市場のマスの数字は買値を示しており,市場が閉鎖するときに高値を入れてある駒から順番に品物の購入やお金を得ることが可能。市場ごとに閉鎖条件も違っており,左下のアブシンベルだと,入札合計が17金を超えると閉鎖して品物の購入になるのです。
最高値だと上の段の品物一枚+人物カードが使えるトークンか,下の段の品物2枚を獲得,以降は残ったカード1枚か,市場のお金の半額をもらえるのです。
贈り物は枚数も違い,価値も違います。互いに何を持っているかは分かっているので,独占はさせないように駆け引きも熱く,人物カードの効果でのやりとりなども使って,着々と・・・。
カードが残り少なくなり,市場がだんだん閉鎖されていきゲーム終了。手持ちの贈り物の得点を計算して勝負です。なんと1点差で勝利を逃すという実にきわどくおもしろい戦いでした。
久しぶりにプレーしましたが,これはいいですね。手持ちの資金にそれほど余裕はないので,市場のどの金額に置いていくか,市場のカードの内容を勘案しながらのプレーが悩ましくも楽しい時間。人物カードの効果は多様で,使うときをきちんと考えないと効果が生かせないのもいい感じです。これはまたしばらくするとプレーしたくなりそうです。
※2013.8.19
ネフェルティティ(Nefertiti) ゲームデータ
○デザイン Jacques Bariot / Thomas Cauet / Guillaume Montiage
○発 表 2008年
○メーカー Heidelberger Spieleverlag
○3〜4人用 約45分
○難易度 中ぐらい
○すごろく屋で購入