こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
オレゴン ☆☆☆☆☆☆☆☆
私たちは西部の開拓者。鉄道を引き,金鉱・炭鉱掘り当てて,豊かな街を築きましょう。建物を建てて,人を配置して得点を稼ぎます。
最初は鉄道路線だけが引かれて他はまだ何もない未開の地。各自スタートタイルを1枚引いて拠点を決めます。ボードは縦横にマスで区切られており,それぞれ目印となる絵(幌馬車・バイソン・開拓夫・コンドル・たき火)が描かれており,縦の幌馬車と横のバイソンというようにプレイできるエリアが決まるようになっています。
スタートタイルを1枚と手札を4枚(場所カード3枚・建物カード1枚)でゲームスタート。まず,スタートタイルを好きな場所に置きます。(但し,駅は線路上に,鉱山は山になど条件もあります。)
手番では,2枚のカードを出し,場所カード同士なら縦横にカードの絵が交わる範囲に人物を置きます。これだと,バイソンとたき火の交わるエリアに置けます。人物を置くと,その周りにある建物の効果で得点が入ります。
または,場所カードと建物カードを出すと,場所カードが示すライン上に建物を設置(条件にあう)できます。建物ができると回りの人間駒みんなに得点が入るのです。これだと,開拓夫のライン上に郵便局を設置できます。
これは金鉱が作れるカード。山には金鉱山や炭鉱ができます。回りに人がいると,金と石炭のチップ=最後に勝利点になる,がもらえ,秘密にしておきます。
こうして少しずつ街ができていきます。面白いのは,置いた建物の回りに人がいると得点になるので,どうしても建物ができた回りに人や新たな建物が集まってくるのです。いかにも開拓地が開けていくようです。金鉱が見つかり人が集まり,さらにお店や郵便局もできてます。
手元にあるのが,カード1枚のかわりに何にでも使えるジョーカータイルと,続けてもう1回手番ができる追加手番タイル。使うと裏返しますが,特別な建物に関わると,また有効になります。
こうして少しずつ街が広がり大きく発展していきます。だれかの人間駒が全て置かれるか,一定の建物が全て置かれるとゲーム終了。
最後はこんなオレゴンの街になりました。ここまでの点数と持っていた金と石炭の点数を合計して…緑の自分が65点のところにいますが,青と赤ははるか前に…まったく歯が立たずの最下位に沈みました。
このゲーム結構好みで10回以上プレイしていますが,実は一度も勝ったことがありません・・・駒の配置場所が確定するカードの捲り運もありますが,常に4枚の手札で最善・最強,しかも敵にはなるべくおこぼれを与えないように(建物の配置は回りの駒全員に得点が入るので)と考えていきます。これがなかなかうまくいきません。特に後半は建物に囲まれたような場所に駒を置くと一気に大量点がゲットできるのに見逃してしまうことも多く,好きなゲームなのに相性が悪いのでしょうか??4枚の手札で考えるのでゲームのテンポも結構良く,すごく悩むことがある割にはサクサク進む好ゲームでしょう。ただし,慣れるまでは,得点の入り方を理解するのがちょっと面倒です。それも勝てない理由?
※2011.8
オレゴン(Oregon) ゲームデータ
○デザイン Henrik Berg / Ase Berg
○発 表 2007年
○メーカー Hans im Gluck
○2〜4人用 約45分
○難易度 中
○オークションで購入