こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
パンデミック ☆☆☆☆☆☆☆
以前から気になっていた協力ゲームの傑作パンデミック,今回新版がリメイクして発売されたのを機会に入手。4人でプレーしてみました。果たして期限までに無事治療薬を発見できるでしょうか。
世界中の4つの地域でそれぞれ治療薬を発見することが目的。4人がそれぞれ違った役割となり,協力しながら世界中を巡り,解決策を探っていきます。
基本は手札から都市のカードをプレーして,各地を移動したり,伝染病の治療をしたりします。さらに,拠点に研究所を設立して,その拠点で必要な都市カードを数枚プレーすることにより治療薬が完成するということ。
4人にはそれぞれ役割があって,自分は基地を建てるのに,その都市のカードが不要という役割。拠点となる場所に行って早めに基地を建築。また,Shuが今回科学者という役割で,通常5枚必要な治療薬発見のカードが4枚でいいという。なので最後はShuにその役割を担わせるようにみんなで相談。
初めてのプレーでまごついていたこともあり,黄色の治療薬を発見できたものの,なかなか厳しい状況。エピデミックというカードが出てくるたびに,感染が広がっていき急がないと大変なことになってしまうのです。
あの手この手と作戦を立て,誰をどこに移動して,どうやると効率よく動けるかなどみんなの知恵を結集してがんばり,あと赤の治療薬1つまで達成。ただし,カードが切れたら時間切れで負け。後一踏ん張りできるか。
まさに山札が切れる寸前,赤の治療薬を発見してぎりぎりの勝利。いやはやしんどい戦いでした。
これは面白い。こうした協力ゲームというジャンルのものを初めてプレーしましたが,大いにみんなで盛り上がって楽しめました。各自の役割の特徴を最大限生かせるように,あーだこーだと相談しながら進めていくのが新鮮です。ゲームを進めるうちに感染が広がっていったり,少しずつ治療できたりする様子にワクワクします。しかも,日に日に追い詰められていく緊張感がたまりません。エピデミック・カードの枚数で難易度が変わるようなので,少しずつ難しくして再戦したいものです。
※2013.8.25
パンデミック(Pandemic) ゲームデータ
○デザイン Matt Leacock
○発 表 2008年(リメイク2013年)
○メーカー Z-man Games(日本版ホビージャパン)
○2〜4人用 約60分
○難易度 中ぐらい
○駿河屋で購入