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ボードゲームレビュー
パンデミック:完全治療 ☆☆☆☆☆☆☆
パンデミックのダイスゲーム版が登場しました。基本的なスタイルは同じで4つのウィルスの治療薬を発見すること。今度はダイス運を味方にがんばれるか!2人での挑戦。
世界の各地域が6つに分かれており,それぞれにダイスの目が割り当てられています。初期設定で12個のダイスを振った目をそれぞれの地域に配置。早くも病気の感染が始まっています。
キャラクターもだいたい一緒ですが,今回自分はゼネラリストという役割。他はすべてダイス5つですが,ゼネラリストだけ7つ振れます。それぞれキャラによってダイス目に特徴もあり,ゼネラリストはバランスが良い方。振った目のアクションをして,移動したり治療したりしていきます。
このゲームの治療法は,ウイルスのサンプルを集めて,集めたウィルスダイスを振って13以上でると治療法完成という流れ。自分のダイスを使ってサンプルを集めていきます。
また,ダイスの目がバイオハザードになると感染率が上がっていき,境界を越えるとエピデミック発生!地域への感染が一気に広がり,アウトブレイクになる確率も上がってしまいます。
今回,残念ながら急速に感染率が上がり,アウトブレイクしまくりで,残念ながらゲームオーバー,人類の滅亡になってしまいました。
このままでは悔しいのでもう一戦。今度は自分は同じ役割,相方は役割を変えて挑戦。ダイスの数に気をつけながら慎重にプレイ。何とか治療薬2つめも発見。
イベントカードも効果的に使って,ぎりぎりの戦いを。ついに赤の治療薬も発見。あと,黒の治療薬が早いか,アウトブレイクで終わるのが早いかドキドキです。
ついに黒のダイス4つで13以上を出し,最後の治療薬も発見。今回は,人類が勝利し,平和が訪れました。
最初のパンデミックも面白いですが,これもなかなか緊張感があって楽しめます。地域の感染の際に振るダイスは,出ているダイスが多いと大いに緊張します。今回の最初のゲームのように,下手するとアウトブレイクの連鎖でとんでもないことになってしまいます。緊張感の中,綿密な作戦で隙のないプレイが要求されるナイスな一作。
※2015.10.3
パンデミック:完全治療(Pandemic The Cure) ゲームデータ
○デザイン Matt Leacock
○発 表 2015年
○メーカー Z-MAN Games(日本語版ホビージャパン)
○2〜5人用 約30分
○難易度 中ぐらい
○ジョーシンで購入