こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
オイ!それはオレの魚だ! ☆☆☆☆☆☆☆
お魚いっぱいの氷の上に欲張りペンギンたち。我先に魚をゲットしようと駆け巡りますが,へたするとどこにも行けなくなってしまいます。
氷の中の魚がある程度ばらけるように適当に配置します。左下にちょっと固まってしまったような気もしますが・・・。2人でのプレイなのでペンギンはそれぞれ4匹ずつ持ちます。
魚が1個の氷に,ペンギンたちを配置。初めてプレイするので,まだどこに置くのがいいのかよく分かりません。まあ,適当です。
ペンギンは直線的にのみ進むことができ,元いた場所の氷をゲットします。一歩だけ動いて元いた角の氷を獲得。この氷の中の魚が最後の得点になります。
氷は取られていくので,こうして穴ぼこになっていきます。穴は,飛び越せないので,だんだん動ける範囲も狭まってくるということ。
こんな形になって,黒が手前に進むと,赤はもうその2枚しか動けなくなります。敵のペンギンを早めに追い詰めるといいのですが,それだけではだめなようで・・・。
かなりいびつな形になってきました。右の自分の黒ペンギンは,もう手前に行くしかなさそうです。
こんな風に取り残されると,こいつらはこれでお役御免。最後に乗っていた氷は獲得できます。
どんどん孤立していきます。中央は自分の黒だけの島ですが,魚が1匹の氷が多いのです。
そして,全部のペンギンが孤立してゲーム終了。この氷も自分のものとして獲得し,魚を数えます。
いい勝負だと思ったのですが,相手は2匹の氷を相当数確保していて10匹ぐらいの差がついてしまい敗北!黒ペンギン軍団敗れたり。
シンプルなタイル取りゲームの秀作です。いろいろなバージョンが出るだけあって人気が高いのもうなずけます。明快単純なルールと生意気なペンギンが楽しいのですが,勝負はガチンコです。これだけのタイルしかないので,すぐに身動きできなくなるし,勝負も早くつきます。何回でも繰り返し楽しめます。子どもでも十分楽しめますが,力の差は出やすいかもしれません。
最近小さくなった版も出て,日本語版も出ていますが,持ち運びを意識しないで楽しむならこのデラックス版が一番です。国内で売られているのは高すぎるので,是非海外からの取り寄せでお楽しみください。
※2012.4.5
オイ!それはオレの魚だぜ!(Pinguine! Deluxe!) ゲームデータ
○デザイン Günter Cornett / Alvydas Jakeliunas
○発 表 2003年(本品は2008年のデラックス版)
○メーカー Phalanx Games
○2〜4人用 約20分
○難易度 やや軽め
○ドイツ・アマゾンで購入(約18.5ユーロ)