ボードゲームレビュー


海賊ダイス ☆☆☆☆☆☆ 

ダイスを振ってお宝を取れ!フォーチューン・カードが取るべき道しるべとなる。ただし髑髏には気をつけろ!

海賊ダイス

シンプルなダイスの目をそろえるゲームの1つ。毎ターン,フォーチューン・カードなるカードが1枚めくられ,そのターンに目指す方向性が見えます。この猿と鸚鵡のカードは猿も鸚鵡も同じ目として扱うよ,というもの。猿と鸚鵡の目がたくさんになれば言うことなしですね。

海賊ダイス

ところがどっこい!いきなり出たのが髑髏3個。髑髏の目は必ず固定で,振り直しはできません。しかも3個でアウト!何もできずに手番終了。これが,一番始めにいきなり4個髑髏だとまた違った流れになるのですが・・・。

海賊ダイス

金貨やダイヤのカードは最初から1個その目を持った状態で始めることができます。しかも,この2種類だけは,1個ずつでも100点ずつあるので,普通にそろえるなら一番の狙い所です。写真が光ってしまってよく分かりません。何回でも振り直しができますが,必ず2個以上振らないといけないので,1個残るとそこまでかなと。これだと金貨3個で400点,ダイヤ2個で200点の600点です。誰かが8000点越えたら,一回りして終了。

海賊ダイス

これが髑髏4個の図。このときは終わらず,死の島へ。髑髏を出し続けると,相手の得点を減らすことができるのです。今回,一度だけ死の島が起こり,−400点がありました。

海賊ダイス

毎ターン,だいたい500〜600点なので,8000点て結構遠いかなと思っていましたが,出ました!船長カードと金貨とダイヤに全ダイス使用という強力コンボ。船長は得点2倍,ダイスを全て使うと+500点,ダイスの点数が1400点で,このターンだけで3800点という。これで8200点になり勝利だと確信したのはほんの十数秒・・・。

海賊ダイス

ラストターン,隣が猿と鸚鵡のコンボで7個揃いの2000点で8300点となり100点差の逆転負けを喰らってしまいました。悔しい!!

ありがちなダイスゲームの1つで,まあ可もなく不可もなくだろうと思って始めましたが,意外に盛り上がりました。もう一つプレイしたボーナンザ・ダイスが真剣勝負とすれば,こちらは賑やかに楽しくといった感じです。難しいことを考えず,みんなでダイスの目に笑ったり驚いたりする楽しい時間を得るには気軽でいいゲームです。
※2012.10.25

海賊ダイス(Piraten Kapern) ゲームデータ

海賊ダイス
○デザイン Haim Shafir
○発  表 2012年
○メーカー Pegasus Spiele
○2〜5人用 約30分
○難易度  軽め
○ドイツ・アマゾンで購入(約7.5ユーロ)