ボードゲームレビュー


ポイズン　☆☆☆☆☆☆☆　

３つの釜に薬カードを入れて魔法の薬をつくります。ただし，釜からあふれないように，あふれたらマイナスの危険があります。毒カードはもっと危険です。一番うまく薬を調合して勝利できるのはだれでしょう。

ポイズン

３人でのプレーなので，各ラウンド，カードは４人分作り，一人分は使いません。机上は仮想の釜が３つ。それぞれ赤，青，紫の釜になります。そこに１枚ずつカードをプレイしていきます。

ポイズン

プレーしたカードの数字を合計していきます。だんだん数が大きくなります。合計が１３を超えるとアウトです。

ポイズン

緑のカードは毒カード。これはどの釜にも入れることができます。紫が合計１３。次に紫にカードを入れると，この５枚のカードを取らなくてはなりません。赤も１２なので危ない状態。

ポイズン

１３を超えたらカードを取って，自分の前に裏向きにして置きます。これが最後にマイナス点になる可能性大。

ポイズン

誰かが手札を使い切ったら１ラウンド終了。取ったカードの確認です。取ったカードだけマイナスになるかというと・・・。ある色のカードを最もたくさん集めていたらその色のマイナスはなくなるのです。そうでなければ１枚マイナス１点。そして緑の毒カードは常にマイナス２点。もちろんマイナスが少ない方がいいわけです。

ポイズン

３人プレーなので，このラウンドを６回行って合計点が最も低いプレーヤーが勝ちです。一度は０点で切り抜けたこともありましたが，安定して４点前後で通したMariに及ばず

できれば取りたくない，でもどうせ取るなら一番を狙わないといけない。そんなジレンマが楽しめる快作です。手札の状況からある色は思い切り取りに行こうと判断して進めるものの，あからさますぎると，決まって毒が放り込まれてマイナス２点がかさんでしまいます。取るか取らせるかのバランスに苦しみながら楽しめます。数ラウンド行うので，少々のマイナスは取り返しが効くのも良いです。
※2012.7.3

ポイズン（Poison）　ゲームデータ

ポイズン
○デザイン　Reiner Knizia
○発　　表　2005年
○メーカー　AMIGO Spiel + Freizeit GmbH
○３〜６人用　約30分
○難易度　　やや軽め
○ドイツ・アマゾンで購入(約6ユーロ)