ボードゲームレビュー


お邪魔者2 ☆☆☆☆☆☆☆ 

 今度のお邪魔者2は一気に役割が増えました。それぞれ目的が違います。金鉱目指して掘り進むか,邪魔するか,はたまた別の目的目指すか?こちらも正体隠蔽系で協力したり邪魔したり・・・。3ラウンドで最も稼いだ者が勝利です。8人でプレーしました。

お邪魔者2

 プレイの仕方は,もとのお邪魔者と同様。入口のカードから道がつながるようにカードをプレイしていきます。金鉱掘りになったらゴールを目指してつながるように,お邪魔者になったらそれを阻止するように。

お邪魔者2

 道も立体交差が出てきたり,お邪魔カードも罠とか泥棒とか何種類か増えています。また途中に扉があったり,金とは関係ないクリスタルが落ちていたり・・・。役割が増えた分,何かと複雑です。

お邪魔者2

 落盤や行き止まりの通路でいい感じ邪魔していましたが,あからさますぎて自分の前には作業禁止カードが。これがあると通路のカードはプレイできません。

お邪魔者2

 あと少しで邪魔達成になる直前,落盤も修復され,金鉱にたどり着かれてしまいました。このときは青の扉だけが金鉱につながっているので,青の金鉱掘りの勝利。人数に応じた分け前がもらえます。横着者というキャラも勝利に入るのですが,勝利人数が多すぎて分け前は無しに・・・。

お邪魔者2

 気を取り直して2ラウンド。今度は自分が横着者になりましたが,このキャラ,どういうプレイをするとよいのか,なかなか難しい。どういう結果でも勝ち組に入るといううれしいキャラですが,分け前が2個減らされます。なので勝利数が多くて分け前が最初から少ないと結局何ももらえず。つまり,少ない数で勝利しそうな役割に荷担していかなくてはならないのです。このときはたまたま運が良く,緑の金鉱掘りの勝利でしたが,勝利者数が少なく1個だけ得点をゲットできました。実際運良くです。

お邪魔者2

 そして3ラウンド目。このときは道はつながらず,初めてお邪魔者の勝利。自分は地質学者という役割。これは,勝利に関係なく通路にあるクリスタルの数分,得点が入るというもの(2人いれば半分ずつ)。前半非常にたくさんのクリスタルで密かに喜んでいたものの,途中役割カードを見られる効果のカードでばれてしまい,いくつかのクリスタルが落盤で消されてしまい結局2点になってしまいました。

 役割が増えた分,どういうプレイをしたらよいのか分かりづらく,最初のラウンドでは45分もかかってしまいました。分かってくれば,互いの駆け引きの中でプレイスタイルができてきますが,複雑なのは確かで,それぞれの動きをよく観察していかないといけません。役割を見られるカードや強制的に役割を変更させるカードなどもあり,一筋縄ではいきません。二役で分かりやすくプレイしたいなら最初のバージョンを,複雑な関係を楽しみたいならこちらのバージョンを,それぞれに違ったプレイ感で楽しめるのでいいですね。
※2013.2.14

お邪魔者2(Saboteur 2) ゲームデータ

お邪魔者2
○デザイン Frederic Moyersoen
○発  表 2011年
○メーカー AMIGO(日本語版メビウス)
○2〜12人用 約45分
○難易度  やや軽め
○i-OGMで購入


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