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ボードゲームレビュー
サンクトペテルブルグ拡張・上流階級と饗宴 ☆☆☆☆☆☆☆☆
サンクトペテルブルグに新たなカードが登場。特殊効果のあるカードも含まれています。ちまたの評判もなかなか良いようなので,本家のプレーもそこそこにさっそくプレーしてみました。
ボードの準備の見た目は変わりません。ただ,ネットでいろいろ言われていましたが,カードの裏面の色が微妙に違います。まあ,重なっているので,次にめくられる予定のカードの新旧が何となく判断できるにしても,気軽に仲間と楽しむ分には問題ないでしょう。職人にコスト9の農夫という強力なカードが入りましたが,いきなり出ると少しつらいですね。って,一番右に出ています。
自分は金鉱掘りと皮職人で行きましたが,青が思い切って9ルーブルの農夫を購入してきました。
通常職人はすべて買われるので,建物は8枚全部出てきます。天文台は,以前のカードと入れ替えで,コストが少し高くなりました。
このラウンドみんなあまり建物は買えず,貴族ラウンドへ。貴族も2枚しか出ず,そのうち1枚を獲得。そのまま交換ラウンドへ。
交換ラウンドも左の2枚だけ登場。いきなり新しい饗宴のカードがでました。この紫のカードは無料で取ることができ,一度手札に入れます。その後の任意のターンで使うことができるカードとなります。これはロバのカードで,単純に5ルーブル獲得できるもの。ほかにもいろいろ効果があるカードがあり,使い道によってはとても強力です。
その後もあまり貴族カードがとれないまま中盤に。青は貴族がすでに5人いるようです。ボードの左に見える饗宴カードは,手札を1枚捨てるもので,マイナス点になりそうなカードを捨てることができるちょっとありがたいカードです。
ここでゲーム終了。貴族7種類獲得するも,建物によるゲーム中の得点が伸びず,青に大差で敗北。いつくかカードの獲得ミスをしたのも大きく響きました。残念。
拡張によってバランスがよくなるという話ですが,もとのサンクトペテルブルグを一度しかプレーしていないので,カードのバランスについてはよくわかりませんが,紫色の饗宴カードは,プレーにアクセントができておもしろいと思いました。これからは,この拡張を入れたセットでプレーするのが中心になると思いますが,どちらにしても,優れたゲームであるのは間違いないところです。サンクトとこの拡張と一緒に入手できると良いと思います。あと,5人でもプレーできるようにコマなどが入っています。
※2011.9.5
サンクトペテルブルグ(Saint Petersburg:New Society & Banquet Expansion) ゲームデータ
○デザイン Tom Lehmann / Karl-Heinz Schmiel / Michael Tummelhofer
○発 表 2008年
○メーカー Rio Grande Games
○2〜5人用 約45分
○難易度 中ぐらい
○アメリカ・アマゾンで購入(約21$)