こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
サンスーシ ☆☆☆☆☆☆☆
ドイツの美しき宮殿サンスーシ宮殿。最も壮麗な庭を造り,貴族にしっかり鑑賞してもらい点数を稼ぎましょう。
二人でのプレー。拡張ルールのボードもセットして準備OK。中央のボードには二人用のタイルを用意。さてさて。
二人とも同じ18枚のカードを持ったスタート。山札から2枚を手札にして,1枚ずつプレイ。
カードは庭のモチーフかタイル置き場の色になっていて,対応する場所のタイルを取って自分の庭に配置していきます。噴水のカードをプレイし,白のマスにあったタイルを取って,噴水の白のマスに配置。ルールの基本はそれだけ。そしてその列の貴族が歩みを進めて得点を得ます。(ただしこの写真は貴族が変な場所にいて間違ってます。後で修正しました。)
色のカードの方が自由度が高い。その色の場所のタイルならどれをとってもOK。白のマスにあった階段のタイルを取って,対応するマスに配置。貴族が進んで得点ゲット。
貴族の場所を修正しました。貴族はタイルが置いてあるマスは自由に歩きますが,最後は最初と同じ列にいなくてはなりません。しかも戻ることはできず,前へ前へ,どんどん点数が増えていきます。彫像の貴族は3点ゲット。
得点はその都度刻まれていきます。前半は追いつ追われつの展開。手札は常に2枚,場のタイルもそうそうバッチリあるわけでもなく,なかなか厳しい。
取ったタイルを配置する場所に既にタイルがある場合は,縦横の任意の場所にタイルを裏返して庭師にして配置。ただし,ここには貴族は止まれません。通過はできます。
拡張ボードにはプライス・マイナスの得点が記されていて,該当のタイルがそこに置かれた瞬間得点加算。これがなかなか置けなかった。相方はそこに二枚ほど配置できて点差が開く結果に。うむむむ・・・。
18枚プレイすると終了。最初にもらったボーナス特典用のカードを確認して得点加算。これは互いにそれなりの得点を得たものの,拡張タイル分の得点差はどうにもならず完敗・・・。
はっきり言ってプレーヤー間のほとんど絡みはありません。タイルの取り合いで多少の損得が生まれる程度。その分,自分の庭にいかにしてタイルを配置して,高得点を取れるようにするかに専念。18ラウンドで貴族をできる限り遠く=高得点に移動させなくてはならないので,タイルの配置と貴族移動コースに頭を悩ませます。パズル的な感覚を楽しむ作品です。特に拡張ボードを置くと,プラス点もさることながら,マイナス点の場所もあるので,うかつにタイルを取って配置できなくなって,ますますうなされること請け合い。逆に拡張用のボードがないと,ほとんど点差はつかない感じです。互いの絡みはなくとも,このプレー感覚は結構好みです。
※2014.3.30
サンスーシ(Sanssouci) ゲームデータ
○デザイン Michael Kiesling
○発 表 2013年
○メーカー Ravensburger Spieleverlag GmbH
○2〜4人用 約45分
○難易度 中ぐらい
○ジョイゲームズで購入