ボードゲームレビュー


金庫破りのジギ ☆☆☆☆☆☆ 

上か下か!ただそれだけ!でも熱く燃える,確率通りにはいかないゲームの楽しさ,もっともお宝をゲットできるのはだれだ!

金庫破りのジギ

4色の金庫があって,そこに入っているお宝が,数字のカードとして下に置かれます。数字は1から52まで。各自は,自分のお宝入れ袋(木の駒)をもってスタート。

金庫破りのジギ

手番にはサイコロを振ります。サイコロには4色と袋の絵が2カ所。色の場合はその色の金庫,袋の場合は好きな金庫を選んでアップ・ダウンのイチバチ勝負!山札をめくって,今ある金庫の宝の数字よりも上か下かを予想します。見事あたれば,金庫の宝を一応ゲット,はずすと金庫の宝が増えます。

金庫破りのジギ

一応1枚だけ今は確保してあります。場の金庫は青や黄色がはずしたおかげで枚数が増えてます。最後は枚数勝負なので,増えた金庫にうまくあたるのが意欲を増します。

金庫破りのジギ

しかし,ゲームの神様というのは気まぐれ。黄色の金庫は5だったので,当然めくったカードは5より大きいと予想して宣言!がーーん,何と1です。大いに受けましたが,手元のお宝は全て廃棄・・・・。

金庫破りのジギ

お宝を完全に自分のものにするには,手番を1回分使って,確保というアクションが必要。ためたカードを裏向きにして,自分のお宝入れ袋を置けばもうなくなりません。どこで確保をするかのチキンレースでもあります。

金庫破りのジギ

結局後半なんとか数枚確保して5枚で終了。トップは7枚同士でしたが,より大きい数字を持っている方になりました。うむ,残念。あそこで1がでなければ・・・。

小さい子どもでも数字の大小さえ分かれば十分に楽しめる,ファミリー向けのパーティ・ゲームです。大小の予想だけなのに大いに盛り上がる,予想外の数字が出たときの盛り上がりと,中間の数字で見事当てたときの爽快感がたまりません。一手番使って宝を確保するので,どこまで我慢するか,我慢しすぎて予想を外し全部没収なんてこともしばしば。ちょっとした息抜きにもわいわい楽しめるよい作品です。
※2011.12.22

金庫破りのジギ(Siggi Safeknacker) ゲームデータ

金庫破りのジギ
○デザイン Heinz Meister
○発  表 2011年
○メーカー HABA
○2〜5人用 約15分
○難易度  とても軽い
○すごろくやで購入