こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
シティ・ビルダー ☆☆☆☆☆☆☆☆
自分だけの都市を築こう。商業都市?工業都市?学園都市?美しい都市を築いてがんがん得点を稼ぎましょう。初めてのプレーを二人で。
初期のタイルとして住宅地,公園,工場を配置。後は出てくるタイルを購入しては,自分の都市に配置して,タイルの効果を確かめていくだけ。ルールとしてはシンプルです。
タイルの配置はタイルの値段とそのタイルがある場所の追加の値段を合わせて支払い。はじめのうちはお金も苦しくてなかなか好きなようには買えませんが,裕福になるのを待ちましょう。タイルを配置すると様々な効果が。収入や評判ポイントが増減するのですが,置いたタイルだけでなく,以前のタイルも関係するので,その確認だけが結構面倒くさい感じ。相手の都市のタイルにも気を配らなくてはならない場合もあります。
黄色のタイルは工業的な感じ。都市計画的にはやはり同じ産業で固めていきたいところ。工場を建てて埋め立て地を作って・・・。
ボードの下に並んでいるのが,ターンごとに変わっていく様々な建物。今回は二人プレーなので全体の半数ぐらいしかタイルが登場しません。ボードの上のタイルは初期タイルと一緒。さらに円いタイルは,ゲーム終了時のボーナス特典になる目的タイル。共通の目的です。他に各自1枚秘密の目的タイルも持ってます。
お金にゆとりが出てくると(毎ターン収入ポイントに応じて収入があります。),ちょっと奮発して追加料金が高いタイルでも,効果が高ければ手を出していくことに。都市は広がり始めましたが,まだまだ人口は少なめ。その人口が得点です。
最後のタイルの山札に入り,後半戦突入。都市も大きくなって,人口もそれなりに増えてきます。青いタイルは湖。基本無料で配置。前半には貴重な収入源でもあります。今回の共通の目標に湖の連続というのがありましたが,それは捨てていました。
ラストラウンドのタイルがでると,最後のラウンド。ちょっとタイルを固めすぎて配置の自由度を無くしてしまいましたが,後半一気に人口も増え,自分の目標と共通の目標の1つは達成して得点を伸ばし,何と1点差という僅差での勝利でした。
人気が高いのもうなずける面白い作品です。基本こうした箱庭作り的な作品は好きなので。都市の建物をあーだこーだと言いながら,街作りを進めていくのは楽しいものです。それぞれの建物が持つ効果が多岐に渡っており,関係する建物も多いので,その確認だけが結構手間がかかるのが残念,そこで時間を取ってしまうようです。今回は効果を二倍にするチップはどちらも使わずでした。3人や4人でも是非楽しみたい一作です。
※2014.4.5
シティ・ビルダー(Suburbia) ゲームデータ
○デザイン Ted Alspach
○発 表 2012年
○メーカー Lookout Games
○1〜4人用 約90分
○難易度 中ぐらい
○駿河屋で購入