こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう
ボードゲームレビュー
ティー・タイム ☆☆☆☆☆☆
アリスのキャラクターたちが登場する,コレクション系のカードゲーム。鏡の世界と合わさると・・・。
4人でプレー。カードは表裏で,実際の絵と鏡に映った絵となっています。最初に20マスにカードを並べますが,実際の絵と鏡の絵が交互になるようにします。プレーはシンプルで,最初の2手番は決まり事がありますが,それ以降は,連続する1〜3枚までのカードを取るだけです。
取ったカードは手元に並べます。ただし,そのときに実際の絵のカードと,鏡のカードが組み合わさると,何と消えてなくなってしまうのです。ここがポイント。
ところで点数ですが,これも6種類のキャラクターがいるのですが,1枚も集めていないとそのキャラクターの得点に5点が入るという。実際3枚以上セットにしないと得点は大きくなりません。なので,わざと鏡と合わせて消してしまうことも考えなくてはならないのがミソ。
全てのカードが取られたら,次のラウンドという流れで3ラウンド勝負で決算。アリスカードだけは1枚しかなくて,最後にこれを持っていると単独4点という美味しいカード。スタートプレーヤー・マーカーにもなっているので,これを狙うなら3ラウンド目に2番手になりたいのです。今回,快調に数を増やしていたつもりが,最後に痛恨の取り間違いをして,Hiraさんに勝利を持って行かれるという情けない結果で3位に沈んでしまいました。
15分ゲームとしては,かなり楽しめます。打ち消しの要素が,マイナス面だけでなく,いっそカードを無しにしようというプラス面にも働くので,集めるカードのコントロールにそこそこなジレンマもあっていいですね。もちろん,次のプレーヤーに,これを取られてはならないという悩ましさも加わります。時間の隙間を埋めるのにもってこいで,プレイ感もしっかりある秀作だと思います。
※2014.1.5
ティー・タイム(Tea Time) ゲームデータ
○デザイン Emanuele Ornella
○発 表 2012年
○メーカー Gigamic
○2〜4人用 約15分
○難易度 軽め
○オークションで購入