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ボードゲームレビュー
ザ・ジャム ☆☆☆☆☆☆
様々なジャムを作ったり,おいしいパイを焼いたりしましょう。たくさん作るだけでなく,それぞれより高得点を得られる目標となるジャムやパイもあります。
これが目標カード,3種類のカードを組み合わせて,各自が持ちます。しかし,目標多すぎでは??左上がジャムの目標,左下がパイの目標,水色のところが,合わせた目標,さらに右側に素材の追加点も・・・。
手札は4枚,場に8枚,基本は手札と場の札を組み合わせて(例外もありますが),ジャムやパイを作って手元に置いておくという流れ。
カードは上下2段になっていて,下が素材,上ができるもの。場からスグリのジャムのカードを取って,手札から素材のスグリを取って,重ねて手元に置くと,ジャム完成。これで一応2点ということ。
手番が終わると,前に作ってあったジャムやパイの素材にしていたカードを場札に戻します。これによって,結構場札が増えていくのですが。また,松ぼっくりのジャムというとんでもないものもありますが,これは所謂ジョーカー,どんな素材でもこのジャムはでき,どんなパイの素材にもなるので結構役に立ちます。ただし,ジャムのままでは0点。
パイは得点は高いものの,手元に作ってあったジャムを利用するので,相対的には得になりませんが,目標カードの達成には必要なので作っていきます。
ここで隣がフルーツサラダという非常に美味しいレシピを完成。手札からサラダのカードを出して,その素材3種類を場札から取ることができると,何とこれで8点。素材が全て場に出ていなくてはなりませんが,完成できるととても大きい!
特殊なカードが2種類あってそのうち1枚のクマ。パイを最も作っているプレーヤーのものになり,10点を確保。ただし,パイのカード1枚を山札に戻すので,差し引きそれでも5,6点ぐらいになります。
だんだん場札が増えて,何が何だか分からなくなってきます。イラストは素晴らしいのですが,逆によく似たフルーツだと見分けがつきにくくてしょうがありません。
もう1枚の特殊カードがこのカールスマン,場のジャムのカードで競りをして,一番高値をつけたところへ行きますが,これだけで7点,ジャムのカードを使いすぎては差額も少ないし,最後の目標にも影響するので,自分が2枚4点で落札,良かったのか悪かったのか・・・。
山札がなくなり,手札も使い切ってゲーム終了。机の上はカードだらけで何がどうなっているのか,訳分からん状態。点数的にはみんな接戦でしたが,だれが勝ったのか負けたのか忘れてしまいました,というか得点計算が面倒くさくて・・・。
うーっむ,何とも惜しいというか,イラストやゲームの雰囲気はとても楽しくて,ジャムを作ったり,パイを焼いたりと楽しいプレー感覚なんですが,プレーアビリティは,めちゃ悪いです。具材となるフルーツの種類が多すぎ!10種類ぐらいあったのかな,しかもイラストが良すぎて区別がしにくいのも辛いです。種類が多いので,手札と場札でうまく組み合わせられないジレンマはあるますが。また,目標となるジャムやパイも多すぎです。多すぎるので,あまり意識しないでいろいろ作っていくとそれなりに,目標達成という感じ。目標も小さくて見づらいですし。雰囲気はいいので,もう少しすっきりまとめたらより面白くなると思うのに。
※2013.8.19
ザ・ジャム(The Jam) ゲームデータ
○デザイン Sergey Machin
○発 表 2011年
○メーカー RBG
○2〜4人用 約45分
○難易度 やや軽め
○ゲームストア・バネストで購入