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ボードゲームレビュー
チケット・トゥ・ライド:フランス ☆☆☆☆☆☆
チケライのマップコレクション6弾。メインがこのフランスで裏面はオールド・ウエストというマップ。このフランスのマップは、チケライの基本を大きく変えてきました。
フランスのマップですが、色がほとんどついていません。わずかに1マス分の路線の一部に色が見えるだけです。他はほとんど工事中のような路線で、一部はクロスさえしています。ここが、根本的に今までと違うところ。工事中の様な路線にはいきなり列車を置くことができません。
列車カードを取ったときの追加のアクションとして、線路を取って敷くというアクションが加わりました。2マスから6マスまで各色の線路が用意されており、カードを取ったついでに、好きな線路を取って、工事中のマップに置きます。こうすることで、初めてその線路に列車が置けるようになります。置かれた線路は誰のものでもなく、置いた人以外が先に列車を置いてしまっても構いません。
それ以外は、ごくごく基本のチケライのルールと同じ。下に敷かれた線路は、列車を置くときに取り除かれ、再び使うことができるようになります。
一部線路がクロスしているところがありますが、これは、先に線路を置いた方が優先で、重ねて線路を敷くことはできません。
しかし、フランスの地名は有名なところ以外は全く読めません。ドイツは結構慣れてきたんですが。
このシステムが吉と出るのか凶と出るのか、微妙なところですが、まず、良い点としては、列車カード集めに変化があること。普通のマップなら、青の線路に置くためにひたすら青の列車カードを狙って全然出てこないなんてこともありますが、この方式だと、列車カードの色に応じて線路を取って敷いておくことができるので計画が立てやすいかもしれません。もちろんせっかく敷いた線路に、サッと列車を置かれることもありますが。マイナス面としては、ゲーム時間が伸びることでしょうか。1つ余分なアクションがあるのでどうしても伸びてしまいます。悪くはないのですが、別にこれがあってとても面白いというほどでもなく・・・。でもこのマップこのシステムがないとなんとも平凡な。
※2018.3.4
チケット・トゥ・ライド:フランス(Ticket To Ride Map Collection:Volume 6-France & Old West) ゲームデータ
○デザイン Alan R. Moon
○発 表 2017年
○メーカー Days of Wonder
○2〜5人用 約60分
○難易度 中ぐらい
○SpielOffensiveで購入