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ボードゲームレビュー
チケット・トゥ・ライド:ノルディック ☆☆☆☆☆☆☆☆
チケット・トゥ・ライドのシリーズ。2,3人用の北欧編です。他のとちょっと違う雰囲気の良いカードに思わず見とれてしまいます。機関車がトンネルとフェリー専用で一般の路線には使えません。2人でのプレー。
行き先チケットはとりあえず3枚からスタート。今回は最長ボーナスではなく,最多ボーナスです。途中で何枚かのチケット追加は必要。ストックホルム近辺から東側を通って北上するルートがメイン。列車カードの表の絵もいい感じです。
1本だけ9マスというとんでもない線路がありますが,あとは5マスが最高なので,だいたいバランスも取れているようです。海を走る路線はフェリーなので,その路線に含まれているだけの機関車が必要。
ストックホルムから海を渡ってフィンランドへ。序盤は互いにぶつかり合うことなくそれぞれ独自に引いていける状態でした。
割と早めに3つのチケットを完成させたので,早速追加チケットを。何とかなりそうと踏んで3枚とも確保。
相方が割と中央から北方がメインで,自分が東から南がメインなので,ここまでは順調でしたが,北方を横断する路線が取られてしまったので,南に通じている路線を使って西へ向かうことにしました。
相変わらずトンネルは,山札3枚めくってのギャンブル要素あり。緑が1枚入っていたので手札からもう1枚緑を出して何とか貫通。手札に余裕をもっていないとなかなかトンネル掘りに挑めません。
快調に進み,もう2枚チケットを追加。現在の路線を見るに,どれもいけそうです。得点も高めな長い路線。
全て到達して残りのコマも少なくなったので6マスの路線で得点を稼いでゲーム終了へ。後半南の方で少し争いもあったものの各自割と順調に進めることができた一戦です。
結局最多チケットも1枚差で取り,20点近い差で勝利。美しい北欧の鉄道網が完成しました。
いろいろなシリーズをプレイしていますが,たまたまかもしれませんが,今回は厳しい路線の取り合いもほとんどなく,簡単に線路を引きながらの得点競争になりました。2,3人用なので範囲も狭いですが,ルートの取り方は何とかなることが多く,どこかをふさがれてもそれほどきつい感じはありませんでした。雪の乗ったきれいな列車カードを眺めて北欧に思いを馳せながらプレイするにはちょうどいいのかも。スイスよりは簡単かなと思いました。次の戦いではどうなるか分かりませんけどね。そういえば,つい最近ミレニアムの全3巻を読み終えたとこなので,ストックホルム近辺の地名が妙に親しみが沸いていっそう楽しかったです。行ったことないんですが・・・。
※2012.11.15
チケット・トゥ・ライド:ノルディック(Ticket To Ride : Nordic Countries) ゲームデータ
○デザイン Alan R. Moon
○発 表 2007年
○メーカー Days of Wonder
○2〜3人用 約45分
○難易度 中ぐらい
○アメリカ・アマゾンで購入(約38ドル)