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ボードゲームレビュー
チケット・トゥ・ライド・スイス ☆☆☆☆☆☆☆☆
チケット・トゥ・ライドのスイスマップ。小さめのマップで2〜3人用になっています。機関車はトンネル貫通時のみ使用可能に変更されています。2人プレーなので複線は使えません。
アルプスを南に控え,トンネルがやたらと多いスイス。行き先チケットには都市間だけでなく,国間や都市と国を結ぶものもあります。まずは4枚のチケットを持ってスタート。
いきなりアルプスを抜けるトンネルチャレンジ。ヨーロッパ版と同じで山札から3枚引いて同じ色や機関車が出ると手札から追加しなくてはなりません。機関車1枚使ってトンネル貫通。
序盤は,自分が東方面,相手が西方面でぶつかり合うことなく,それぞれ独自に進む展開。こうもはっきり分かれて進めたことは珍しいです。
東方面を固めたので,西側にも進出。複線部分は一人しか使えないので,どの路線で西へ向かうか思案のしどころ。あまり干渉しあわずにうまくリードを保って進めることができています。
中盤までにローザンヌまでの路線も確保し,最長路線も見えてきました。相手は多方面に細かい路線が多く点数も伸び悩んでいるようす。
一通り達成できたので,チケットの追加。3枚引いて3枚とも確保してしまいましたが,できるでしょうか・・・。
フランスへ入るまであと一歩になるトンネルも完成させましたが,これはここでストップ。達成とはいきませんでした。後半は欲しい色のカードが思うように集まらず,停滞気味になってしまいました。
しかし,8枚中,7枚を達成させ10点以上のカードも何枚かあったので,大差での勝利を得ました。今回は,あまり激しい路線の取り合いもなく,チケット運にも恵まれ効率よく進めることができました。
狭い範囲を二人で取り合うので結構シビアな戦いが多かったのですが,今回については割と順調に路線を延ばすことができました。チケットの行き先が結構似た場所が多かったのも楽な展開になったようです。やはりチケット・トゥ・ライドはいろいろなマップそれぞれ(といってもこれでまだ3種類目ですが)楽しくプレーできますね。今回のように,行き先チケットの持ち運で,特に前半の展開が大きく変わって,最初からシビアな取り合いになったり,それぞれ楽に路線を引いたりといったことになります。このマップのように2人でも十分に楽しめるマップがあるのはとてもうれしいこと。早く他のマップもプレーしてみたいです。
このスイスマップは,マップコレクション2でインドのマップの裏についているものです。インドのマップはまだプレーしていないのでそれはまたの機会にのせます。また,使ったカードはアメリカ版拡張の1910に入っているもので,駒はメイデイ・ゲームズの木駒のトレインセットです。この木の駒は大変雰囲気があってすばらしいですね。本家がプラスチックなのがちょっと残念。
※2012.10.11
チケット・トゥ・ライド・スイス(Ticket To Ride:Map Collection2:Switzerland) ゲームデータ
○デザイン Alan R. Moon
○発 表 2011年(スイスの単独では2007年に発表済み)
○メーカー Days Of Wonder
○2〜3人用 約30分
○難易度 中ぐらい
○Spiel Offensiveで購入(約25ユーロ)
○ユーロ・トレイン・トークン・セット(Euro Train Token Set)
○メーカー MAYDAY GAMES
○MAYDAY GAMESで購入(約40$)