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ボードゲームレビュー
トランス・ヨーロッパ ☆☆☆☆☆☆☆
トランス・アメリカの続編。基本は一緒です。ヨーロッパ大陸に縦横無尽に線路を引こう。引いた線路はみんなのもの。とにかく早く都市と都市を結ぶネットワークをつくろう。
こちらはヨーロッパ全域。5つの地域に色分けされています。目的都市のカードを各色1枚,計5枚受け取ります。その5つの都市を誰よりも早く線路で結ぶのが目的。北欧の海やアルプスのあたりの山越えが鍵でしょうか。
始めにスタート地点となる場所に自分のマーカーを置きます。ここを起点に線路をつなげていきます。線路は一手番に基本は2本引けますが,川越や山越えは1本しか引けません。トランス・アメリカと全く同じですね。
横に長い線路ができてきました。そろそろ黒い線路がつながり,お互いにうまいこと繋がり始めるところです。真ん中付近に茶色の線路がありますが,これが色つきお邪魔線路の拡張版。色つき線路だけはその色のプレーヤーのみ通過できます。他のプレーヤーは迂回してつなげる必要があり一手番ぐらい余分にかかることになります。
かなりいろいろな都市がつながってきているようです。手前のロシア・北欧付近は,無駄な線路もありそうですが・・・これぐらいつながってどこかが5都市制覇しそうです。うまく人の路線を使っているのでしょうか?
見事茶色がつながり,減点なしです。他の色も,結構がんばりもう少しというところでした。黄色が少し不利な情勢です。何回か繰り返し12点を超えてしまうとゲームオーバーです。
こちらは2回戦目。東西の線路を互いにうまく使いみんながんばりましたが,再び茶が勝利。
これが3回戦目。東西の複線のように見えるのはもったいないですね。ここでも茶色が勝ち,黄色が12点を超えてしまってゲーム終了。写真のような結果となりました。
以前トランス・アメリカでは,小学生6人だけのプレーを紹介しましたが,まだ線路の引き方も悪く,なかなかスムーズにはできませんでした。今回自分と子どもたち4人の5人でプレー。かなり線路の引き方も分かってきましたが,まだ無駄な線路を引くことも多く,3回とも自分が勝ってしまいました。ただ,1手番差ぐらいのきわどい戦いもあり,だんだんうまくなってきました。ヨーロッパの地名は読みにくいので仮名シールを使って分かりやすくし,見つけやすくなりテンポもよくなりました。トランス・アメリカとの唯一の違いは,ゲーム終了のためのゲートが動かないことぐらいです。盤面の色合いがパステル調で,私はこちらのほうが好きですね。
※2011.6
トランス・ヨーロッパ(Trans Europa) ゲームデータ
○デザイン Franz-Benno Delonge
○発 表 2005年
○メーカー Winning Moves
○2〜6人用 約30分
○難易度 やや低い
○ドイツ・アマゾンで購入(約11ユーロ)