こんなに素晴らしいドイツのボードゲームをみんなで楽しみましょう

ボードゲームレビュー

ワンダーランド　☆☆☆☆☆☆　

　ハンブルグのミニチュアワンダーランドで，世界旅行を楽しもう。旅は道連れ，みんなで行動して絵はがきを集めたり，旅の目的を達成したりしましょう。

　ボードは結構大きめ。各地に絵はがきを準備し，駒は全てスタート地点に集結。目的地カードはそれぞれ２枚持って，さあ，ワンダーランドへの旅立ちです。

　目的地カードには行くべき場所が２つから４つついていて，数に応じて得点も違っています。この目的地カードを５枚いち早く達成することが大きな目標。

　駒は，いくつでもいいので同時に，ある地点から１マスまたは２マス分進めます。さらに他のプレーヤーも望めばいくつでも旅は道連れとばかりに同行させることもできるのです。行きたい方向が同じなら，同行しない手はありません。

　各地域のシンボルの場所に止まると，その地域の絵はがきが入手できます。これは最後に集めた種類や枚数で得点に。ただし，絵はがきをもらうのに使った駒は，スタート地点に帰ることに。

　目的地カードを達成したら公開し，得点を入れます。そして新しい目的カードをとります。目的地に行った駒は，これまたスタート地点に戻ることになります。

　赤も緑も３枚の目的地を達成していますが，青が既に４枚達成し残り１枚。自分は絵はがきはそこそこ集めているものの，最後の追い込みは厳しいか？

　結局自分も赤も４枚までは何とかなりましたが，青がいち早く５枚目を達成しゲーム終了。断トツのトップで青の勝利。絵はがきの差で何とか自分が２位という結果になりました。

　雰囲気はいいのですが，何とも軽くあっさりとした印象。目的地に応じて駒を移動していくだけなので，やることはシンプルそのもの。手番以外のプレーヤーも同行できるので，うまく移動すれば結構早く目的地を達成することも可能です。今回，青のShuは，多くの駒を連れて適度に配置し，効率よく目的を達成しました。こうなると絵はがき集めの効果があまりないようです。絵はがきの得点は種類が増えないと高得点にならないし，枚数が多い種類の方が１枚あたりの得点が低いので，絵はがきを集めているより，さっさと目的地を達成する方が勝利に近いようです。確実に３０分はかからないので，さくっと雰囲気を楽しみながらプレーするには良いのでは。
※2013.7.31

ワンダーランド（Wunderland）　ゲームデータ

○デザイン　Dirk Hillebrecht
○発　　表　2013年
○メーカー　Pegasus Spiele
○２〜４人用　約20分
○難易度　　やや軽め
○駿河屋で購入