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タイルを使ったゲームたち
タイルを使ったゲームと言えば真っ先に思い浮かぶのはやはりカルカソンヌでしょう。2000年に発表されて,翌年のドイツゲーム大賞受賞。その後拡張やら別ヴァージョンやらが出まくっているのはご承知の通り。地形がつながるようにタイルを配置するだけという簡単なルールでの攻防はとても熱いですね。
そんなカルカソンヌは,この前のページで紹介したので,今回はその他のタイル配置系ゲームの中で,比較的手軽にプレイできるようなものを・・・。こんなんあります!タイル置いていくタイプ:比較的軽めのタイプ
☆京都(Kyoto)☆Reiner Knizia☆2013☆ クニツィアがメビウスゲームズの20周年記念に作り上げたシンプルなタイル配置ゲームです。日本の庭をモチーフにした4種類の絵柄をつないでいくことで得点が入ります。プレーヤーそれぞれ得意の絵柄があって、その絵柄をつなぐと得点が倍になるので、そこがというか、その点だけが考えどころです。自分の得意の絵柄がどんどんつながれば大きな得点ですし、相手の絵柄を切るように配置できれば相手の得点を抑えることができます。わずか48枚のタイルしかないので、二人なら互いの絵柄をにらみながらの熱い駆け引きを楽しめますし、4人ならどうでしょう、混沌とするのか、あっさりしすぎるのか・・・。(2014.9.18) | |
☆星の王子さま:ボードゲーム(The Little Prince:Make Me a Planet)☆Antoine Bauza/Bruno Cathala☆2013☆ 有名な物語星の王子様をテーマに、自分だけの星を作っていくゲーム。カルカソンヌみたいに全体の場に一つの世界を作り上げてくのではなく,自分の場に各自の星を作っていきます。毎ラウンド、場にオープンされる惑星のタイルを順番に取っていって、自分の惑星を完成させていきます。惑星のパーツは決まっているので、全員が同じ広さの星を完成させます。その惑星に描かれているアイテムの数によって得点が入るのです。アイテムによっては減点の可能性もあります。どの部分のタイルをオープンするかとか,誰から取るかとか,そのあたりの駆け引きが楽しい作品です。(2014.9.18) |
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☆アルハンブラ(Alhambra)☆Dirk Henn☆2003☆ これは2003年に大賞を取っている有名なアルハンブラ。これも自分だけのアルハンブラを発展させていく箱庭式に楽しめる逸品。タイルに描かれた建物の種類の数や一繋がりの壁の長さに応じて得点が入ります。タイルは自由に取れるわけではなく,決まった種類のお金で必要額を支払って購入する方式。必要なお金を貯めて,欲しい建物のタイルを買う,そのあたりの相手との駆け引きというか競争がワクワクドキドキするところですね。これも6人までプレーできますが,やはり多人数だと消化不良な感じ。3・4人が一番ではないでしょうか。(2014.9.18) |
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☆ケルト・タイル(Keltis:Der Weg der Steine)☆Reiner Knizia☆2009☆ これはケルトのシリーズ中でも,最もシンプルに究極的に要素だけ取り出したタイプのもの。タイルをめくってき,自分の場に降順や昇順で置くなら置くし,ダメなら捨てタイルにする。単純にそれだけですが,列は相変わらず少なすぎればマイナス点,願いの石も無いとマイナス点と悩ましいところはしっかりあります。ただ,プレイするなら通常のケルトの方がずっと面白いと思うので,コンパクトさを生かして旅先などで活躍しそうです。(2014.9.20) |
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☆ガーデン(Gardens)☆Perepau LListosella☆2014☆ 少し大きめのタイルを敷き詰めて立派な共同の庭を造っていきます。タイルが接続する4つの角が自分だけの花の色になったら,自分の花のタイルを置くことができます。早く8枚の花のタイルを置ききることが目的。接続のルールは絵柄を繋いでいくというよくあるタイプ。ただし,自分の駒を配置したいタイルに移動できないと置くことができません。このルールが効いていて,簡単にサッサとタイルを並べるわけにはいかないようになっています。駒は2つあるので,自分のために移動することはもちろん,相手をブロックするためにも有効です。タイルの絵柄がバシッとはまり,自分だけの色で四隅が完成したときは爽快です。なかなかお勧めのタイトルでは。(2014.9.20) |
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☆チーキーモンキー(Cheeky Monkey)☆Reiner Knizia☆2007☆ これはタイルを置いていくといっても,自分の手元に重ねていくタイプ。袋から取り出した動物タイルを,同じ動物が出てしまうとバーストで戻さなくてはなりませんが,適当なところでやめて自分の手元に重ねていきます。他の人のタイルを取ったり,入れ替えたりといったアクセントも軽いながら効果的。動物によってタイルの枚数も違い,それなりに考えどころもあります。小さな子どもから楽しむことができる傑作です。家族に是非1本といったところ。現在出ている日本語版はパッケージもかわいく,袋の代わりにぬいぐるみになっているのも良い感じです。(2014.9.21) |
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☆バトル・シープ(Battle Sheep)☆Francesco Rotta☆2014(2010)☆ 自分の羊の塊をルールに従って移動しながら,できるだけたくさん置ききることを競ういたってシンプルなタイルゲーム。ですが,これがかなりシビアな戦いに。積み上げた羊の塊から好きな数をとって,一直線上に行けなくなるまで進んで,そこに置く。また次にどこかの塊から好きな数を取って,同じように移動する。ちょっとしたミスで直ぐに移動できなくなってしまいます。当然互いに相手をブロックし合うわけで,下手をすると早々にリタイアなんてことも。5分から10分で勝負がつくので,ついついもう一戦となってしまいます。(2014.9.24) |